TOPPANホールディングスは2024年12月19日、SONOCO PRODUCTS COMPANYの軟包装事業、熱成形容器事業ならびに関連事業に属する子会社株式及び資産を取得することを公表しました。米国等に新設する買い手の子会社が、売り手のグループ会社との間で取得を行います。
開示された事実
| 譲受(買い手) | TOPPANホールディングス株式会社(米国等に新設する子会社が取得)(7911・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | SONOCO PRODUCTS COMPANYの軟包装事業、熱成形容器事業ならびに関連事業に属する子会社株式及び資産(包装) |
| 所在地 | 米国等 |
| 手法 | 株式取得と資産の取得の組み合わせ。米国等に新設する買い手の子会社が、売り手のグループ会社との間で対象事業に属する子会社株式及び資産を取得する |
| 対価 | 1,800百万米ドル(約2,713億円)を予定。この取得価額には対価に加えネット有利子負債等の調整額を含む。最終的な取得価額は譲渡契約に定める取引実行時の調整を実施した金額となる予定(1米ドル=150.74円換算)。決済は現金 |
| 日程 | 決定日・契約締結日 2024年12月18日(米国時間)/株式等取得日 2025年4〜6月(予定。関係当局からの許認可等の取得が完了することを条件) |
取得価額は1,800百万米ドル(約2,713億円)を予定しています。開示資料は、この取得価額に対価に加えてネット有利子負債等の調整額を含むこと、最終的な取得価額は譲渡契約に定める取引実行時の調整を実施した金額となる予定であることを注記しています(出典:TOPPANホールディングス株式会社 2024年12月19日公表資料)。円貨は1米ドル=150.74円で換算しています。
決済は現金にて行う予定です(出典:TOPPANホールディングス株式会社 2024年12月19日公表資料)。
取得対象事業の連結売上高は1,429.1百万米ドル(2022年12月期)、1,383.1百万米ドル(2023年12月期)です(出典:TOPPANホールディングス株式会社 2024年12月19日公表資料)。
開示資料は、取得対象事業について調整後EBITDAも開示しています。日程は決定日・契約締結日が2024年12月18日(米国時間)、株式等取得日が2025年4〜6月(予定)で、関係当局からの許認可等の取得が完了することを条件としています(出典:TOPPANホールディングス株式会社 2024年12月19日公表資料)。
中小企業の経営者は、どう読むか
この取引は、会社の株式と資産の両方が対象です。相手のグループの中から、欲しい事業に属するものだけを集めて買う形です。会社まるごとでも、事業だけでもなく、その組み合わせという形があります。
取得価額には「ネット有利子負債等の調整額を含む」と書かれています。つまり引き受ける借入を含めた全体の金額です。株主に払う代金とは別の数字だということです。会社や事業を引き継ぐときは、この二つを分けて見る必要があります。
最終的な金額は、取引実行時の調整を経て決まると書かれています。契約の時点と実行の時点が離れていると、その間に対象の中身が動くためです。金額が一度で確定しない取引は珍しくありません。
買い手は、この取引のために米国等に新しい子会社を作っています。買収のために器を用意する形です。渡す側から見れば、契約の相手方は新設の会社になります。誰と契約し、誰が後ろにいるのかを確かめる場面です。
対象事業の売上は減っています。それでも大きな金額が付いています。買い手が見ているのは直近の増減ではなく、その事業が自社と組んだときに何ができるかです。