地域情報サービスのサイネックスは2024年12月20日、株式会社リーディの株式60株を取得し、議決権所有割合100.0%とすることを公表しました。相手方は個人株主です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社サイネックス(2376・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社リーディ(人材関連サービス) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 株式取得。個人株主から60株(議決権所有割合100.0%)を取得。対象会社の代表取締役は株式取得日をもって代表取締役を辞任し(取締役は継続)、買い手の執行役員が新たに代表取締役に就任予定 |
| 対価 | 非開示(相手方の意向により非開示) |
| 日程 | 株式譲渡契約承認取締役会・株式譲渡契約書締結 2024年12月20日/株式取得 2025年1月6日(予定) |
取得価額は相手方の意向により非開示とされています(出典:株式会社サイネックス 2024年12月20日公表資料)。
開示資料は、対象会社の代表取締役が株式取得日をもって代表取締役を辞任し(取締役は継続)、新たに買い手の執行役員が代表取締役に就任予定であると注記しています(出典:株式会社サイネックス 2024年12月20日公表資料)。
また、記載されている経営成績および財政状態の数値は監査法人による監査を受けたものではないと注記されています。
株式譲渡契約承認取締役会と株式譲渡契約書の締結は2024年12月20日、株式取得は2025年1月6日を予定しています(出典:株式会社サイネックス 2024年12月20日公表資料)。
中小企業の経営者は、どう読むか
社長は代表取締役を降りますが、取締役としては残ります。全部を引き継いで完全に離れるのではなく、経営の責任は渡しつつ会社には関わり続ける形です。渡したあと自分がどう関わるのかは、相手と早い段階で決めておく項目です。
新しい代表取締役は、買い手の執行役員です。買い手が自社の人を送り込む形です。引き継いだあとに誰が経営するのかは、条件と同じくらい早く確かめる場面です。従業員への説明もここから変わります。
対象会社の決算は、監査法人の監査を受けていないと注記されています。中小企業ではこれが普通です。監査を受けていないからといって取引ができないわけではありません。ただし買い手は、その数字を自分で確かめる作業を必ず行います。
取得価額は相手方の意向により非開示です。誰にいくらで渡したかを知られたくないという希望は、実務でよく出てきます。
契約から実行まで二週間ほどです。株主が個人で、必要な承認が社内で済む場合、この速さで動けます。日程を決めるのは金額の大小ではありません。