情報通信などを手がけるTOKAIホールディングスは2024年12月20日、子会社が株式会社ジーアンドエフの株式460株を取得し、発行済株式数に対する割合100%とすることを公表しました。相手方は個人株主です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社TOKAIホールディングス(子会社の株式会社TOKAIコミュニケーションズが取得)(3167・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社ジーアンドエフ(情報サービス) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 株式取得。個人株主から460株(発行済株式数に対する割合100%)を取得 |
| 対価 | 開示資料に取得価額の記載なし |
| 日程 | 契約締結 2024年12月2日/株式引受実行 2024年12月20日 |
対象会社の売上高は753百万円(2022年3月期)、931百万円(2023年3月期)、711百万円(2024年3月期)、営業利益は7百万円、138百万円、27百万円、純資産は109百万円、203百万円、230百万円です(出典:株式会社TOKAIホールディングス 2024年12月20日公表資料)。
開示資料に取得価額の記載はありません。
契約締結日は2024年12月2日、株式引受実行日は2024年12月20日です(出典:株式会社TOKAIホールディングス 2024年12月20日公表資料)。
開示資料は、本件が2025年3月期の連結業績に与える影響は軽微と認識しているとしています。
中小企業の経営者は、どう読むか
売上と利益が三期で大きく上下しています。とくに真ん中の期は営業利益が二十倍近くになり、その翌期に戻っています。案件の規模が大きい仕事では、一年に大型の案件があるかどうかで数字が動きます。買い手は増減そのものより、なぜ動いたかの説明を求めます。
純資産は毎年増えています。利益の振れが大きくても、着実に残してきた会社だということが数字から読めます。一年だけを見るのではなく、数年の流れで説明できるようにしておくと伝わります。
売り手は個人一名です。株主が一人なら、譲渡の手続は軽くなります。日程を左右するのは金額の大小ではなく、株主の数と必要な手続の有無です。
契約から実行まで三週間ほどです。契約を交わした日に代金が動くわけではありません。その間に何をしてよくて何をしてはいけないかも、契約で決まります。
買い手は本体ではなく、その子会社です。渡す側から見れば、契約の相手方は子会社になります。誰と契約し、誰が後ろにいるのかを区別して確認する場面です。