石油製品の販売などを手がける富士興産は2025年8月29日、京都市で燃料油の販売・配送と産業廃棄物の収集運搬を営む有限会社加島の全株式を個人株主2名から取得し、子会社化する契約を締結することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 富士興産株式会社(5009・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 有限会社加島(石油製品の販売・配送・輸送業、産業廃棄物の収集・運搬業ほか) |
| 所在地 | 京都府京都市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主2名から全株式60株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「相手先からの要望により非開示」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議 2025年8月29日/契約締結 2025年9月1日(予定)/実行 2025年10月2日(予定) |
開示資料によれば、加島は2003年2月設立、資本金3百万円で、直近3期の売上高は2,969百万円、3,713百万円、3,957百万円、営業利益は85百万円、129百万円、153百万円です。取得株式数は60株で、取得価額は相手先の要望により非開示、実行は2025年10月2日の予定です(出典:富士興産株式会社 2025年8月29日公表資料)。
富士興産は、環境のグリーン化対応とエネルギーの安定供給を通じた社会貢献を長期ビジョンに掲げ、対象会社が京都府・滋賀県を中心にパトロール給油による燃料油・バイオ燃料の販売とリサイクル事業を営んでいることを取得の理由に挙げています。
出典: 富士興産株式会社(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「有限会社加島との株式譲渡契約締結に関するお知らせ」(2025年08月29日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
有限会社の形のまま売上を伸ばしてきた地域の燃料販売会社が、同業の上場企業に迎え入れられた例です。会社の形態や資本金の大きさより、事業の中身と地域の基盤が見られています。
燃料販売とリサイクルという二つの事業を持つ会社の承継です。買い手の長期方針に合う事業を複数持っていることが、評価の材料になっています。