保育事業を主力とするテノ.ホールディングスは2026年8月27日、育児用品のピジョン株式会社が保有するピジョンハーツ株式会社の株式を取得し、子会社化することを決定したと公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社テノ.ホールディングス(7037・東証スタンダード)
譲渡対象ピジョンハーツ株式会社(認可保育施設・事業所内保育・院内保育の運営、イベント保育、幼児向け英語教育、研修)
所在地東京都中央区
手法株式譲渡(親会社のピジョン株式会社から株式を取得し、子会社化)
対価取得価額の合計(概算)1,609百万円(うち取得関連費用等 9百万円)
日程取締役会決議日 2026年8月27日/契約締結日 2026年8月27日(開示資料に株式譲渡実行日の記載なし)

開示資料によれば、ピジョンハーツは1999年設立、資本金100百万円で、東京都を中心に認可保育施設や企業の事業所内保育・院内保育を運営し、直近3期の売上高は3,448百万円、3,365百万円、3,313百万円です。取得価額の合計は概算1,609百万円(取得関連費用等9百万円を含む)です(出典:株式会社テノ.ホールディングス 2026年8月27日公表資料)。

テノ.は取得の理由として、育児・家事・介護を事業領域とする長期ビジョンのもとで保育事業を拡大すること、ピジョンハーツが持つ東京都の認可保育の運営ノウハウと、大手企業を中心とする事業所内保育の顧客基盤を挙げています。

出典: 株式会社テノ.ホールディングス(TDnet適時開示)「ピジョンハーツ株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年08月27日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

大手メーカーが本業と異なる保育事業を、保育の専業会社に譲る「事業の切り出し」の例です。譲る側は本業への集中、受け取る側は同業の基盤の獲得という理由がそれぞれ明確です。

買い手が評価しているのは、認可保育の運営ノウハウと、企業向けの事業所内保育という顧客基盤です。保育事業では、自治体との関係と保育士の体制に加え、企業や病院との契約が価値になることが読み取れます。

取得価額が公表されている例です。開示基準に該当する規模の案件では、金額と取得関連費用が分けて示されます。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。