日本創発グループは2026年9月8日、子会社間の吸収合併および特定子会社の異動について公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 飯島製本株式会社(存続会社。1921年創業。名古屋市を中核とする中京圏の3工場に加え関西圏に1工場) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (飯島製本とその完全子会社の合併のため、社外の売り手は存在しない) |
| 譲渡対象 | 脇田コウキ製本株式会社(消滅会社。1941年創業。飯島製本の完全子会社)(製本(雑誌、パンフレット等。無線綴じライン)) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 吸収合併。飯島製本を存続会社、脇田コウキ製本を消滅会社とし、脇田コウキ製本は解散。飯島製本とその完全子会社の合併のため、割当ての記載なし |
| 対価 | (完全子会社との合併のため、割当ての記載なし) |
| 日程 | 2026年9月8日 吸収合併契約承認決定・吸収合併契約締結/2026年9月24日 吸収合併契約承認株主総会(予定)/2026年11月1日 効力発生(予定) |
開示資料によれば、飯島製本は1921年(大正10年)創業で、本社のある名古屋市を中核とする中京圏の3工場に加え、関西圏に1工場を保持し、総合製本事業を展開しています。脇田コウキ製本は1941年(昭和16年)創業で、帳簿の製造販売から始まり、折機、丁合機、中綴機を導入して雑誌、パンフレットなどの分野に進出し、現在は無線綴じラインを完備して多品種少量生産、短納期化などに対応しているとされています(出典:株式会社日本創発グループ 2026年9月8日公表資料)
日本創発グループはクリエイティブサービスを事業とし、顧客が創造性を表現するために必要な多様なソリューションを提供するため「クリエイティブをサポートする企業集団」として幅広いビジネスを展開しているとしています。
合併は飯島製本を存続会社、脇田コウキ製本を消滅会社とする吸収合併方式で、脇田コウキ製本は解散します。日程は、吸収合併契約承認決定日および吸収合併契約締結日が2026年9月8日、吸収合併契約承認株主総会開催日が2026年9月24日の予定、効力発生日が2026年11月1日の予定です(出典:株式会社日本創発グループ 2026年9月8日公表資料)
出典: 株式会社日本創発グループ(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「子会社間の吸収合併及び特定子会社の異動に関するお知らせ」(2026年09月08日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
創業から百年と八十年を超える二社が、ひとつになります。どちらも長く続いた会社で、どちらも同じグループに入っていました。
買収で同業を集めると、やがてこうなります。同じ工程を持つ会社が並び、設備も人も重複する。どこかで一本にまとめる判断が要ります。
まとめる側とまとめられる側が決まります。存続会社に残るほうの名前が続き、もう一方は解散します。社名が消えることを、関係者にどう伝えるかは軽い話ではありません。
中小企業の譲渡でも、譲ったあとに同業のグループ会社と合併する可能性があります。売る段階で、将来そうなるのかを聞いておくことです。
聞いても確約は得られませんが、買い手がどこまで考えているかは分かります。何も考えていない相手と、段取りを持っている相手では、そのあとが違います。