SOLIZEホールディングスは2026年9月10日、連結子会社である株式会社+81が株式会社エンジョイの株式を取得して孫会社とすること、およびそのための金銭消費貸借契約を締結することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社+81(SOLIZEホールディングスの連結子会社) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社エンジョイの個人株主2名(相手先の意向により詳細は非開示。SOLIZEグループとの間に資本関係、人的関係、取引関係等はない) |
| 譲渡対象 | 株式会社エンジョイ(ソフトウエア) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 株式取得(連結子会社による100%取得。SOLIZEホールディングスから見て孫会社化)。あわせて取得資金の一部に充当するため財務上の特約が付された金銭消費貸借契約を締結 |
| 対価 | 取得株式数1,000株(議決権1,000個)。取得金額はエンジョイの普通株式3,200百万円、アドバイザリー費用等(概算額)12百万円、合計(概算額)3,212百万円。取得後の議決権所有割合100% |
| 日程 | 2026年9月10日 取締役会決議・契約締結/2026年9月30日 借入日/2026年10月1日 株式譲渡実行(予定) |
開示資料によれば、同グループは創業時より一貫してデジタルテクノロジーを活用したものづくりのデジタル化を進めており、グローバルで2,000名を超えるエンジニアが在籍しています。連結子会社である+81は「資金の循環を促し、新たな事業の創出と挑戦の機会を生み出す」ことをミッションとして掲げ、ソフトウエア事業、XR関連サービス、民間学童事業など、成長性と社会性を両立した事業の立ち上げを牽引してきたとされています(出典:SOLIZEホールディングス株式会社 2026年9月10日公表資料)
取得株式数は1,000株(議決権1,000個)で、取得金額はエンジョイの普通株式3,200百万円、アドバイザリー費用等(概算額)12百万円、合計(概算額)3,212百万円です。取得後の議決権所有割合は100%となります(出典:SOLIZEホールディングス株式会社 2026年9月10日公表資料)
売り手は個人株主2名で、相手先の意向により詳細は非開示とされ、SOLIZEグループとの間に資本関係、人的関係、取引関係等はないと記載されています。
株式取得の資金の一部に充当するため、金融機関から借入れを行う予定です。借入先は都市銀行、借入日は2026年9月30日、借入金額は2,700百万円、借入期間は最長10年、利率は基準金利+スプレッドとされています(出典:SOLIZEホールディングス株式会社 2026年9月10日公表資料)
中小企業の経営者は、どう読むか
株の代金が三十二億円で、そのうち二十七億円を銀行から借りています。自己資金だけでは買えない規模の取引です。
借入には「財務上の特約」が付いています。一定の財務指標を保つことを約束する条項で、守れなければ期限前の返済を求められることがあります。
アドバイザリー費用は約十二百万円で、株の代金の〇・四パーセントほどです。取引の規模が大きくなると、この比率は下がります。
中小企業の譲渡でも、買い手が借入で買うことは普通にあります。売り手として確かめたいのは、融資の承認が下りているかどうかです。
融資が下りなければ実行できません。だから契約には「資金調達ができたら実行する」という前提条件が入ることがあります。その条件が外れるまで、譲渡は確定しません。