レオパレス21は2026年9月14日、K891による同社株券等に対する公開買付けについて賛同の意見を表明し応募を推奨すること、ならびに特定子会社の異動を伴う株式譲渡を行うことを公表しました。親会社である光通信も同日、公開買付けの開始を公表しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社K891(東京都豊島区。2026年3月4日設立、資本金100万円。株式会社K892が100%を保有し、その完全親会社は光通信。事業内容は株式の取得、保有及び処分等) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社レオパレス21の株主および新株予約権者(公開買付けに応募する側) |
| 譲渡対象 | 株式会社レオパレス21の普通株式および新株予約権(賃貸住宅の開発・管理) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 公開買付け(TOB)。レオパレス21は賛同の意見表明および応募推奨。あわせて、少額短期保険業を営む子会社の株式をインシュラントグループへ譲渡(公開買付けの成立等を条件) |
| 対価 | 買付け等の価格は普通株式1株につき1,000円、新株予約権(株式報酬型ストックオプション)は1個につき99,900円。買付予定数の下限158,716,000株、上限なし。子会社株式の譲渡価額は5,000万円 |
| 日程 | 2026年9月14日 取締役会決議・株式譲渡契約締結/2026年9月15日 公開買付開始公告・公開買付届出書提出/2026年9月15日から2026年10月30日まで(30営業日)買付け等の期間/2026年11月6日 子会社株式の譲渡日(予定) |
開示資料によれば、公開買付者は東京都豊島区に所在し、2026年3月4日設立、資本金100万円で、株式会社K892が100%を保有しています。K891とK892の完全親会社である光通信は、2026年3月31日現在でレオパレス21株式59,188,300株(所有割合18.11%)を間接保有しています(出典:株式会社レオパレス21 2026年9月14日公表資料)
買付け等の期間は2026年9月15日から2026年10月30日まで(30営業日)、買付け等の価格は普通株式1株につき1,000円、株式報酬型ストックオプションである新株予約権は1個につき99,900円です。買付予定数の下限は158,716,000株で、上限は設けられていません(出典:株式会社レオパレス21 2026年9月14日公表資料)
あわせて、少額短期保険業を営む子会社の株式を譲渡価額5,000万円で取得することについて合意しています。この株式譲渡契約では、公開買付けが2026年12月15日までに成立しなかった場合には、相手方当事者に対して書面で通知することにより契約を解除できることが規定されています(出典:株式会社レオパレス21 2026年9月14日公表資料)
子会社株式の譲渡の実行は、公開買付けの成立およびインシュラントグループによる少額短期保険業者の主要株主に係る承認の取得等を条件とします。日程は、取締役会決議日および株式譲渡契約締結日が2026年9月14日、株式譲渡日が2026年11月6日の予定です。
中小企業の経営者は、どう読むか
買い手は、もともと一割八分を間接的に持っていた会社のグループです。大株主が、全部を取りに動いた形です。
同じ日に、子会社をひとつ別の相手へ売る契約も結んでいます。そして、その売却は「公開買付けが成立したら」という条件付きです。
二つの取引が結び付いています。片方が成立しなければ、もう片方も解除できる。期限は十二月十五日に切られています。
中小企業の譲渡でも、複数の取引を組み合わせることがあります。会社を譲る前に不採算部門を切り離す、本社不動産を別に売る、といった形です。
このとき大事なのは、どちらが先で、片方が止まったらどうなるかを決めておくことです。決めていないと、片方だけ実行されて戻せなくなります。