NISSHAは2026年9月17日、2026年9月4日付で公表した連結子会社USM HEALTHCARE MEDICAL DEVICES FACTORY JOINT STOCK COMPANY(USM)の株式譲渡について、持分のうち一部の譲渡が完了したと公表しました(出典:NISSHA株式会社 2026年9月17日公表資料)
開示された事実
| 譲受(買い手) | USMの取締役である個人(個人名は掲載していません) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | NISSHA株式会社(7915・東証プライム) |
| 譲渡対象 | USM HEALTHCARE MEDICAL DEVICES FACTORY JOINT STOCK COMPANY(USM)の株式のうち50%(医療機器の製造・販売) |
| 所在地 | ベトナム |
| 手法 | 株式譲渡(一部)の完了。2026年9月4日付で公表した譲渡のうち、USM株式の50%分 |
| 対価 | (本開示に譲渡価額の記載はない。2026年9月4日付の開示では当事者間の守秘義務により非開示) |
| 日程 | 2026年9月4日 株式譲渡を公表/2026年9月17日 一部(50%)の譲渡完了を公表 |
2026年9月4日付の開示では、USMに対するPMI(買収後の経営統合プロセス)および初回の連結決算の過程において、買収前の期間にUSMで循環取引を中心とする不適切な会計処理が行われていたことが判明したとされていました。同社は2026年5月20日にUSMの株式60%を取得して連結子会社としていました(出典:NISSHA株式会社 2026年9月17日公表資料)
同開示では、株式譲渡実行日を2026年9月中旬にUSM株式の50%、2027年9月中旬〜2028年9月中旬に10%としていました(出典:NISSHA株式会社 2026年9月17日公表資料)
出典: NISSHA株式会社(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「(開示事項の経過)連結子会社の異動(株式譲渡(一部))完了に関するお知らせ」(2026年09月17日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買ってから四か月足らずで、持ち分の大半を手放し終えています。問題が見つかってからの動きは速い。
残りの一割は、一年後から二年後の譲渡予定です。全部を一度に戻さず、段階を残しています。
中小企業の譲渡でも、買ったあとに前の期間の問題が出ることはあります。だから契約に表明保証という条項を入れます。
「隠していることはない」と売り手が約束し、違っていれば賠償や解除につながる。売り手の側も、聞かれる前に自分で確かめておくことです。
売上の中身は必ず見られます。誰にいくら売ったのか、その相手は実在するのか、代金は本当に入っているのか。