イメージ情報開発は2026年9月28日、株式会社ディグロスが新宿と川崎の2拠点で運営するコールセンターによるCRM支援事業を譲り受けることを決定したと公表しました。大手通信・決済・エネルギー事業者などの既存ユーザーへのアウトバウンドコールを通じて、アップセルや解約防止を支援する事業です。

開示された事実

譲受(買い手)イメージ情報開発株式会社(3803・東証グロース)
譲渡対象株式会社ディグロスのCRM支援事業(コールセンター運営)(コールセンター・BPO(新宿・川崎の2拠点))
所在地東京都・神奈川県
手法事業譲渡(事業の譲受)。従事する従業員約88名は各人の同意を得て転籍予定と記載
対価譲受価額 170百万円(消費税等を除く)、現金一括払い。第三者算定機関のDCF法による事業価値146〜199百万円を参考に合意と記載
日程取締役会決議・事業譲渡契約締結 2026年9月28日/事業譲受日(効力発生日) 2026年10月1日(予定)

開示資料によれば、譲受事業の2026年5月期の売上高は494百万円、営業利益は86百万円で、譲受価額は170百万円(消費税等を除く)、現金による一括支払いです。価額は第三者算定機関がDCF法で算定した事業価値146〜199百万円を参考に、デューデリジェンスの結果を勘案して合意したとしています。事業に従事する従業員約88名は、各従業員の同意を得たうえで効力発生日に転籍する予定です(出典:イメージ情報開発株式会社 2026年9月28日公表資料)。

イメージ情報開発は目的として、BPO・サービス事業の規模拡大と収益基盤の強化、提携先とのAIシステム開発リソースを活用した業務の自動化・効率化を挙げています。

出典: イメージ情報開発株式会社(TDnet適時開示)「株式会社ディグロスCRM事業の事業譲受に関するお知らせ」(2026年09月28日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

会社ごとではなく、コールセンターという「事業」だけを切り出して譲渡する事業譲渡の例です。譲渡する側は残す事業に集中でき、譲り受ける側は必要な事業だけを引き継げます。従業員の転籍に一人ずつの同意が要る点は、事業譲渡の特徴そのものです。

譲受価額の根拠として、第三者算定機関のDCF法による事業価値の幅が示されています。事業の収益力を将来のキャッシュフローで評価し、その幅の中で調査の結果を踏まえて合意するという流れは、中小企業の事業譲渡でも同じ考え方です。

従業員数、拠点、主要な取引先の業種、売上と利益が開示資料に整理されており、事業を「切り出して渡せる形」に整えておくことが、事業譲渡を成立させる準備であることが分かります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。