アディッシュは2026年9月29日、株式会社FCEとの資本業務提携について公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社FCE(DX推進事業、教育研修事業、出版事業)(9564・東証グロース市場) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社アディッシュの既存株主(保有する同社の普通株式98,000株を市場外の相対取引で譲渡) |
| 譲渡対象 | 株式会社アディッシュの普通株式98,000株(発行済株式総数の4.5%)(カスタマーサクセス人材の常駐・派遣、コンサルティング、カスタマーサポート代行、業務設計、学校向けのネットトラブル防止サービス) |
| 所在地 | 東京都品川区 |
| 手法 | 資本業務提携(業務提携を強固にするため、既存株主が保有する普通株式98,000株・発行済株式総数の4.5%を市場外の相対取引で提携先へ譲渡する株式譲渡契約が締結される) |
| 対価 | 開示資料に譲渡価額の記載なし |
| 日程 | 2026年9月29日 払込期日 |
開示資料によれば、資本提携の内容は、業務提携をより強固なものとするため、2026年9月29日を払込期日として、アディッシュの既存株主が保有する同社の普通株式98,000株(発行済株式総数の4.5%)を市場外の相対取引により提携先へ譲渡する旨の株式譲渡契約が締結されるというものです(出典:株式会社アディッシュ 2026年9月29日公表資料)。
業務提携の内容としては、両社の重複顧客に対してニーズ調査を実施し、その結果を踏まえた新たな商材パッケージの開発を検討すること、開発したパッケージ等を両社の未重複顧客へ相互に紹介・提案して販路の拡大を図ること、自社の自治体との取引実績・ネットワークを活用して自治体を通じた教育現場へ提携先の商材の提案機会を創出することなどが挙げられています。
アディッシュはカスタマーサクセス人材の常駐・派遣、コンサルティング、カスタマーサポート代行、業務設計などを行う事業と、学校向けのネットトラブル防止サービスを展開しており、私立学校向けサービスでは約350校の導入実績を有していると記載されています。提携先はDX推進事業、教育研修事業および出版事業を展開しています(出典:株式会社アディッシュ 2026年9月29日公表資料)。
出典: 株式会社アディッシュ(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「株式会社FCEとの資本業務提携に関するお知らせ」(2026年09月29日公表)
あわせて参照した出典: 株式会社FCE(TDnet適時開示)「アディッシュ株式会社との資本業務提携に関するお知らせ」(2026年09月29日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
会社を売ったのではなく、一部の株式が既存の株主から提携先へ移っただけです。持分は一割にも満たないので、経営権は動きません。一緒に仕事をする関係を、資本でも結んでおく形です。
こういう提携は、譲渡の入口になることがあります。少し持ってもらい、一緒に仕事をして、うまくいけば比率を上げる。いきなり全部を売るより、双方にとって確かめる余地が残ります。
一方で、そこで止まることもあります。少しだけ持ってもらった相手が、必ず買い手になるわけではありません。先の話をどうするかを決めずに始めると、宙に浮いた関係が続きます。
新しく株式を発行したのではなく、もともとの株主が持っていた分を渡しています。会社にお金は入らず、渡した株主に入ります。同じ「資本提携」でも、誰にお金が入るかは形によって違います。