交換できるくんは2023年11月14日、株式会社アイピーエスの株式を取得して子会社化することを公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社交換できるくん(7695・)
譲渡(売り手)株式会社アイピーエスの株主(開示資料の持株比率は個人48.3%、その他個人3名で51.7%)
譲渡対象株式会社アイピーエス(システム開発受託)
所在地東京都北区
手法株式譲渡(議決権の100%を取得して連結子会社化)
対価普通株式503,300千円、デューデリジェンス費用等(概算額)6,000千円、合計(概算額)509,300千円
日程2023年11月14日 取締役会決議・契約締結/2024年1月22日 株式取得実行

取得株式数は300株(議決権所有割合100%)で、取得前の議決権所有割合は0%です。取得価額は普通株式503,300千円、デューデリジェンス費用等(概算額)6,000千円で、合計(概算額)は509,300千円です(出典:株式会社交換できるくん 2023年11月14日公表資料)

対象会社は1985年3月14日設立、所在地は東京都北区、資本金は15,000千円、従業員数は70名で、システム開発受託を行っています。持株比率は個人が48.3%、その他個人3名で51.7%です(出典:株式会社交換できるくん 2023年11月14日公表資料)

対象会社の2023年1月期の純資産は297,049千円です。純資産は2021年1月期が270,953千円、2022年1月期が287,490千円と推移しています(出典:株式会社交換できるくん 2023年11月14日公表資料)

買い手は、住宅設備機器の交換工事でWeb完結型の見積りによるデジタル変革を推進しており、対象会社がエネルギー事業関連を中心とする企業に要件定義から運用保守まで一気通貫でITシステムを提供してきたことを記載しています。グループ化により自社の情報システム部門を強化するとしています。

対象会社の業績は2024年3月期第4四半期から買い手の連結業績へ取り込む予定です。

出典: 株式会社交換できるくん「株式会社アイピーエスの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年11月14日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

株主が四人に分かれ、筆頭でも五割を切っています。全員の足並みをそろえることが最初の仕事になります。

費用の名目が「デューデリジェンス費用等」と書かれています。助言料とは別に、調べるための費用がかかります。売り手の側も、自分が払う費用は分けて数えます。

従業員は七十名です。システム開発のように人が中心の事業では、働いている人がそのまま引き継ぐ対象になります。

買い手が挙げた理由の一つは、自社の情報システム部門の強化でした。売上を足すためではなく、自社の内側を強くするための買収もあります。

設立から四十年近い会社です。長く続けた会社の承継先が、新しい業態の会社になることもあります。

決議から引き渡しまで二か月以上あります。引き継ぎの準備や社内の手続きに時間を取っています。

この業種のM&A・事業承継のページを見る

本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。