インフロニア・ホールディングスは2023年12月12日、日本風力開発株式会社の親会社であるJWDホールディングス3株式会社の株式を取得して子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | インフロニア・ホールディングス株式会社(5076・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | JWDホールディングス3株式会社の株主(投資ファンド) |
| 譲渡対象 | JWDホールディングス3株式会社(日本風力開発株式会社の親会社)(持株会社(傘下の日本風力開発は風力発電事業)) |
| 所在地 | 東京都千代田区丸の内 |
| 手法 | 株式譲渡(普通株式1株とA種優先株式410株を取得し、議決権所有割合100.0%として子会社化。あわせて匿名組合出資持分並びに契約上の地位及び権利義務を取得) |
| 対価 | 株式の取得予定価額2,031億円(その他関連費用、アドバイザリー費用等は未定のため含まれていない)。匿名組合出資持分並びに契約上の地位及び権利義務の取得価額は、2024年1月末に取引を実行した場合158億円を予定 |
| 日程 | 2023年12月12日 取締役会決議日・契約締結日/2024年1月下旬(予定) 株式譲渡実行日(独占禁止法に定める手続の完了後に実行する必要があるため実行日は変動する可能性があると注記) |
取得株式数は普通株式1株とA種優先株式410株(議決権の数1個、議決権割合100.0%)で、異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合0.00%)です。取得予定価額は株式の取得予定価額2,031億円で、その他関連費用、アドバイザリー費用等については未定のため含まれていないと記載されています(出典:インフロニア・ホールディングス株式会社 2023年12月12日公表資料)
開示資料は、本件取引において取得する匿名組合出資持分並びに契約上の地位及び権利義務について、取引規模の観点から記載を省略しているとしたうえで、2024年1月末に取引を実行した場合の取得価額は158億円を予定していると注記しています(出典:インフロニア・ホールディングス株式会社 2023年12月12日公表資料)
対象会社は2021年1月27日設立、所在地は東京都千代田区丸の内、資本金は1億円の持株会社です。大株主および持株比率は、普通株式を投資ファンドが100%、A種優先株式を投資ファンド2社が90%と10%保有していると記載されています(出典:インフロニア・ホールディングス株式会社 2023年12月12日公表資料)
開示資料は、傘下の日本風力開発が国内の風力事業の黎明期から一貫して風力に特化した事業を展開してきたことを記載しています。
日程は、取締役会決議日と契約締結日が2023年12月12日、株式譲渡実行日が2024年1月下旬(予定)です。開示資料は、株式譲渡が独占禁止法に定める手続の完了後に実行する必要があるため、実行日が変動する可能性があると注記しています。
出典: インフロニア・ホールディングス株式会社「日本風力開発株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年12月12日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買う対象が、事業会社そのものではなく、その上に置かれた持株会社です。株式を一つ買えば傘下がまとまって移ります。
株式が普通株式と優先株式に分かれています。議決権が付いているのは普通株式の一株だけで、割合の数字だけでは実際の構えが読めません。
中小企業でも、外部から出資を受けるときに優先株式が使われます。全部を売る段になって、種類ごとの条件が交渉の論点になります。
引き渡しが、法律上の手続きの完了を待つ形になっています。規模が大きい取引では、公表しても日程が動くことがあります。
売り主は期限を区切って持つ投資のための会社です。買う側から見れば、売る意思がはっきりしている相手です。
助言にかかる費用が、まだ未定として金額に含まれていません。公表の時点で全部の支出が確定しているとは限りません。