ヒューマンクリエイションホールディングスは2023年12月28日、株式会社TARAの株式を取得して子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ヒューマンクリエイションホールディングス株式会社(7361・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社TARAの既存株主(個人4名。80.00%・10.00%・5.00%・5.00%) |
| 譲渡対象 | 株式会社TARA(AI分析に基づくマーケティングリサーチ及び各種情報の収集分析業務、AIカメラに関わるサービス開発・システム開発及び運営業務、情報処理サービス及びコンサルティング業務) |
| 所在地 | 神奈川県藤沢市辻堂 |
| 手法 | 株式譲渡(発行済株式総数の100%を既存株主から取得して子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料は、対象会社の意向により非開示とし、買い手における取得対価の基準には該当せず軽微であると記載。あわせて、対象会社の過去の実績、現在の財政状態、今後の経営計画並びに実施したデューデリジェンスに基づき、株式取得の相手先と交渉し決定するとしている) |
| 日程 | 2023年12月28日 取締役会決議日・契約締結日/2024年2月1日(予定) 株式譲渡実行日 |
開示資料は、本件の実施により発行済株式総数の100%を対象会社の既存株主から取得すると記載しています(出典:ヒューマンクリエイションホールディングス株式会社 2023年12月28日公表資料)
取得価額は非開示です。開示資料は、対象会社の意向により非開示としたうえで、買い手における取得対価の基準には該当せず軽微であるとしています。あわせて、取得価額については対象会社の過去の実績、現在の財政状態、今後の経営計画並びに実施したデューデリジェンスに基づき、株式取得の相手先と交渉し決定すると記載しています。
対象会社は2018年8月8日設立、所在地は神奈川県藤沢市辻堂、資本金は10百万円で、AI分析に基づくマーケティングリサーチや、AIカメラに関わるサービス開発・システム開発及び運営業務などを行っています。大株主および持株比率は個人4名が80.00%、10.00%、5.00%、5.00%と記載されています(出典:ヒューマンクリエイションホールディングス株式会社 2023年12月28日公表資料)
買い手は、2023年9月19日に経営コンサルティング事業準備室を創設し、クライアントの経営課題解決そのものへのアドバイザリー業務を提供できる体制を強化していることを記載しています。
日程は、取締役会決議日と契約締結日が2023年12月28日、株式譲渡実行日が2024年2月1日(予定)です。
出典: ヒューマンクリエイションホールディングス株式会社「株式会社TARAの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年12月28日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
価額を伏せた理由が「対象会社の意向」と書かれています。買い手ではなく、売られる側が出したくないと言える形です。
中小企業の譲渡では、ここが気になるところです。金額を出すかどうかは契約で決められます。
開示資料は「決定致します」という書き方で、公表の時点でまだ金額が固まっていないことを示しています。
基本合意に近い段階で社名が公になる形です。従業員や取引先への説明の順番は、それを見込んで組みます。
株主は四人で、創業者が八割を持っています。残りの三人からも集める段取りが入ります。
値決めの材料に「今後の経営計画」が入っています。これから何ができるかを示せると、帳簿の数字以外の土台を作れます。