大栄環境は2024年1月24日、栄和リサイクル株式会社の株式取得(連結子会社化)を公表しました。開示資料は、対象会社が1990年2月の創業以来、首都圏を中心に関東エリアで主に建設現場から発生する産業廃棄物の収集運搬業及び建物総合解体工事業を行っていると記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 大栄環境株式会社(9336・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(個人1名。持株比率100.00%) |
| 譲渡対象 | 栄和リサイクル株式会社(産業廃棄物収集運搬業、建物総合解体工事業) |
| 所在地 | 東京都新宿区西早稲田 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権所有割合100.00%を取得して連結子会社化) |
| 対価 | 取得価額は相手先との合意により開示を控えると記載。適切なデューデリジェンス結果に基づき双方協議のうえ、公平・妥当と考えられる金額で決定したと記載 |
| 日程 | 2024年1月24日 取締役会決議日・契約締結日/2024年4月1日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個・議決権所有割合0%)、取得株式数は600株(議決権の数600個)、異動後は600株(議決権所有割合100.00%)です。取得価額は相手先との合意により開示を控えるとされ、適切なデューデリジェンス結果に基づき双方協議のうえ公平・妥当と考えられる金額で決定したと記載されています(出典:大栄環境株式会社 2024年1月24日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都新宿区西早稲田、事業内容が産業廃棄物収集運搬業と建物総合解体工事業、資本金が30百万円、設立年月日が1990年2月19日です。大株主及び持株比率は個人1名が100.00%と記載されています(出典:大栄環境株式会社 2024年1月24日公表資料)
対象会社の純資産は2021年9月期916百万円、2022年9月期1,207百万円、2023年9月期1,464百万円、総資産は同じ順に1,944百万円、2,457百万円、2,358百万円、売上高は2,334百万円、5,734百万円、3,316百万円、営業利益は391百万円、403百万円、428百万円と記載されています(出典:大栄環境株式会社 2024年1月24日公表資料)
買い手との資本関係・人的関係・取引関係は、いずれも該当事項がないと記載されています。
日程は、取締役会決議日と契約締結日が2024年1月24日、株式譲渡実行日が2024年4月1日(予定)です。本件による買い手の連結業績への取り込みは2025年3月期からと記載されています。
出典: 大栄環境株式会社「栄和リサイクル株式会社の株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ」(2024年01月24日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
株主が一人だけの会社です。合意を集める相手が一人なので、手続きは最も軽い形になります。
売上は年によって大きく上下していますが、営業利益はほぼ横ばいです。何で売上が動いたのかを分けて見るところです。
廃棄物の収集運搬は、業の許可で成り立ちます。株式を買う形なら許可は会社に残りますが、役員が変わるときの届出は別に要ります。
解体工事も建設業の許可が関わります。許可の種類ごとに、期限と要件を数えておきます。
契約から実行まで二か月以上の間があります。期首に合わせて実行の日を置いている形です。
どの期から数字に入るかは、実行日で決まります。決算期をまたぐときは、そこを先に確かめます。
価額は出していませんが、調査を経て決めたことは書いています。価格の決め方を説明する形です。
創業から三十年を超える会社です。古い会社には、登記や許認可、昔の契約の整理が残っていることがあります。