マイクロアドは2024年3月28日、株式会社UNCOVER TRUTHの株式を追加取得して子会社化すると公表しました。買い手はすでに225,325株(議決権所有割合35.54%)を持分法適用関連会社として保有しており、227,670株を追加取得して452,995株・議決権所有割合71.46%となります(出典:株式会社マイクロアド 2024年3月28日公表資料)
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社マイクロアド(9553・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | UNCOVER TRUTHの株主(株式会社クロス・マーケティンググループ22.08%、個人1名14.59%、投資事業有限責任組合13.22%、CCCMKホールディングス株式会社7.60%ほか) |
| 譲渡対象 | 株式会社UNCOVER TRUTH(各種マーケティング、CDPを活用したデータ統合・分析・改善コンサルティングサービスの提供) |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 手法 | 株式の追加取得(持分法適用関連会社として保有していた225,325株・議決権所有割合35.54%に227,670株を追加し、452,995株・議決権所有割合71.46%として子会社化) |
| 対価 | 株式会社UNCOVER TRUTHの普通株式 336百万円、アドバイザリー費用等 6百万円、合計(概算額)342百万円 |
| 日程 | 2024年3月28日 取締役会決議・契約締結/2024年4月5日 株式譲渡実行(予定) |
取得価額は、普通株式が336百万円、アドバイザリー費用等が6百万円、合計の概算額が342百万円です(出典:株式会社マイクロアド 2024年3月28日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都新宿区四谷本塩町二丁目8番、事業内容が各種マーケティングとCDPを活用したデータ統合・分析・改善コンサルティングサービスの提供、資本金が171百万円、設立年月日が2013年4月24日です。大株主及び持株比率は買い手が35.54%、事業会社が22.08%、個人1名が14.59%、投資事業有限責任組合が13.22%、事業会社が7.60%です(出典:株式会社マイクロアド 2024年3月28日公表資料)
対象会社の財政状態は、2022年12月期末の純資産が△48,990千円、総資産が271,380千円です。純資産は2020年12月期末が△85,717千円、2021年12月期末が△51,057千円で、3期とも負の値です(出典:株式会社マイクロアド 2024年3月28日公表資料)
対象会社の経営成績は、2022年12月期が売上高432,912千円・営業利益602千円・当期純利益2,066千円です。売上高は2020年12月期が442,234千円、2021年12月期が318,394千円で、営業損益は△31,909千円、△105,508千円でした(出典:株式会社マイクロアド 2024年3月28日公表資料)
買い手と対象会社の関係について、対象会社が買い手の持分法適用関連会社であり、営業上の取引関係があると記載されています。人的関係については記載すべき事項がないとされています。
開示資料は取得の理由について、買い手がデータプラットフォーム事業で企業のマーケティング活動を支援するデータプロダクトサービスとコンサルティングサービスを提供していること、対象会社がデータ活用基盤の構築・支援サービスの提供とそれを軸としたコンサルティングサービスを提供していることを挙げています。
出典: 株式会社マイクロアド「株式会社UNCOVER TRUTHの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年03月28日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
もともと三割五分を持っていた会社を、七割一分まで買い増して子会社にしました。
少し持って一緒に仕事をし、見極めてから踏み込む。順番を踏んだ取引です。
中小企業の譲渡でも、この順番は使えます。先に一部だけ渡して、様子を見てもらう形です。
対象会社の純資産は三期とも負です。それでも三億三千六百万円の値段が付いています。
直近の期で営業利益が黒字に転じています。買い手は、その折り返しを見てから動いています。
帳簿が負でも、折り返した事業には値段が付きます。見られるのは今期と来期のほうです。
株主には投資組合と事業会社が並んでいます。それぞれ出口を考えている相手です。
株主が多い会社を買い増すときは、誰から何株をいくらで買うのかを一件ずつ決めます。