ジーニーは2024年4月25日、ソーシャルワイヤー株式会社との資本業務提携契約の締結および同社が実施する第三者割当増資の引受けによる子会社化を公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ジーニー(6562・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (第三者割当増資のため譲渡人はいない。対象会社が新株式を発行し、買い手が引き受ける) |
| 譲渡対象 | ソーシャルワイヤー株式会社(コード番号:3929、東京証券取引所グロース市場)(デジタルPR事業) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 第三者割当増資の引受けによる子会社化、および資本業務提携契約の締結。開示資料は、対象会社の株主総会にて買い手の指名する複数の者が対象会社の取締役に選任されることを記載している |
| 対価 | 引受株式数 普通株式5,736,200株、払込価額 1株につき231円、払込価額の総額 1,325,062,200円。本第三者割当増資引受後の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合は49.00% |
| 日程 | 2024年4月25日 取締役会決議日/2024年7月1日 払込期日 |
引受株式数は普通株式5,736,200株、払込価額は1株につき231円、払込価額の総額は1,325,062,200円です。払込期日は2024年7月1日で、本第三者割当増資引受後の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合は49.00%です(出典:株式会社ジーニー 2024年4月25日公表資料)
開示資料は、業務提携の内容として両社が人材交流を含めた共同プロジェクトの推進に努めること、対象会社の株主総会にて買い手の指名する複数の者が対象会社の取締役に選任されることを記載しています。
対象会社は所在地が東京都港区新橋1-1-13 アーバンネット内幸町ビル3階、事業内容がデジタルPR事業、資本金が354百万円(2023年3月末現在)、設立が2006年9月6日です。経営成績は、売上高が1,138,561、1,021,833、762,234、営業損益が△50,771、△12,804、15,190と記載されています(出典:株式会社ジーニー 2024年4月25日公表資料)
開示資料は目的について、買い手が「広告プラットフォーム事業」「マーケティングSaaS事業」「海外事業」の3つの事業を展開しており、広告プラットフォーム事業では独自開発した広告収益最大化プラットフォームや広告主向けのサービス、デジタルOOH事業などを展開していることを記載しています。
出典: 株式会社ジーニー「ソーシャルワイヤー株式会社の第三者割当増資引受による子会社化、並びに資本業務提携契約締結に関するお知らせ」(2024年04月25日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
株主から株を買うのではなく、会社が新しく株を出して、それを買っています。
この違いは大きいです。十三億円は、株主ではなく会社に入ります。
会社に資金が必要なときは、この形になります。
既存株主は現金を受け取りませんが、会社の資金は増えます。
そのかわり、既存株主の持ち分は新しい株のぶんだけ薄まります。
中小企業でも同じ選択があります。株主が現金を得るのか、会社が資金を得るのか。
どちらを選ぶかで、譲渡後に会社に残るものが変わります。
引受後の割合は四十九パーセントです。過半には届いていません。