JRCは2024年8月19日、株式会社高橋汽罐工業の株式を取得し子会社化すること、および特定子会社の異動について公表しました。実行日は2024年9月24日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | JRC株式会社(6224・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の個人株主(守秘義務契約により開示されていない) |
| 譲渡対象 | 株式会社高橋汽罐工業(発電所などの各種工事・補修・保守・メンテナンス) |
| 所在地 | 神奈川県横浜市鶴見区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)および特定子会社の異動 |
| 対価 | 取得価額は対象会社の普通株式が1,800百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が94百万円、合計(概算額)1,894百万円 |
| 日程 | 2024年8月19日 取締役会決議日/2024年8月19日 契約締結日/2024年9月24日(予定) 実行日 |
取得株式数は4,000株(議決権の数:4,000個)で、取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%となります(出典:JRC株式会社 2024年8月19日公表資料)
取得価額は、対象会社の普通株式が1,800百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が94百万円、合計(概算額)が1,894百万円です。開示資料は、取得価額が実施したデューデリジェンス等の結果を踏まえ、買い手にて策定した事業計画をもとに決定したものであると記載しています(出典:JRC株式会社 2024年8月19日公表資料)
対象会社は所在地が神奈川県横浜市鶴見区寛政町13番11号、事業内容が発電所などの各種工事・補修・保守・メンテナンス、資本金が10百万円(2024年8月19日現在)、設立が1963年10月24日です。株主は個人であり、守秘義務契約を締結していることから開示されていません。営業利益は103,291千円、104,762千円、435,967千円と3期分が記載されています(出典:JRC株式会社 2024年8月19日公表資料)
開示資料は対象会社について、1963年の設立以来60年以上にわたり、主に原子力・火力・バイオマス発電所のほか大手製紙会社や食品会社などの工事業務で実績を築いてきたこと、特に機械器具の設置、配管作業、足場の組立て及び解体などの広範な工事で高い技術力と信頼性を有していることを記載しています。
開示資料は、対象会社の売上高が約18.7億円、営業利益が約4.3億円を記録し、自己資本比率68%以上の財務体質であることを記載しています。買い手は1961年の創業以来、屋外用ベルトコンベヤ部品の設計・製造・販売を事業の主軸としており、近年はメンテナンスやソリューションにも注力しています(出典:JRC株式会社 2024年8月19日公表資料)
出典: JRC株式会社「高橋汽罐工業の株式の取得(子会社化)及び特定子会社の異動に関するお知らせ」(2024年08月19日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売上十八・七億円の会社に、十八億円の値段が付いています。
営業利益は四・三億円で、利益率が二割を超えています。
工事やメンテナンスの会社としては高い水準です。
自己資本比率が六十八パーセント以上と書かれています。
借入が少なく、自前の資本で回っている状態です。
この三つが揃っていると、買い手の評価は上がります。
規模そのものより、利益率と財務の健全さが見られます。
六十年続いてきた会社の、代が替わる場面でもあります。
数字が良いうちに動けると、選べる相手の数が変わります。