オンラインゲームの開発・運営などを手がけるサイバーステップは2025年6月30日、株式会社Badgeに対する貸付金についてデット・エクイティ・スワップ(DES)を実施することにより株式を取得し、子会社化することを取締役会で決議したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | サイバーステップ株式会社(3810・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社Badge(オンラインサロン向けのシステム開発・運営を中心としたプラットフォームサービス) |
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 手法 | デット・エクイティ・スワップ(DES。対象会社への貸付金を株式に振り替えることで株式を取得し子会社化) |
| 対価 | 取得価額30百万円(発行価額の総額30百万円) |
| 日程 | 取締役会決議 2025年6月30日 |
開示資料によれば、Badgeは主に国内において、オンラインサロン向けのシステム開発および運営等を中心としたプラットフォームサービスを展開しており、多くのオンラインサロンの立ち上げと運営の実績を有するとされています(出典:サイバーステップ株式会社 2025年6月30日公表資料)。
サイバーステップは、市場環境の変化とユーザーニーズの多様化が加速するなかで、既存事業の発展に加え、新たな収益基盤の確立と事業領域の多角化によるグループ価値の向上を目指していると説明しています。
中小企業の経営者は、どう読むか
現金で株式を買うのではなく、すでに貸していたお金を株式に振り替える形です。デット・エクイティ・スワップと呼ばれ、貸し手が株主になります。
買い手はもともと対象会社に資金を貸していました。取引や資金の関係が先にあり、それが資本の関係に変わった流れです。中小企業でも、取引先や金融機関との関係が承継の相手探しにつながることがあります。
借入がある会社の譲渡では、その借入を誰がどう引き継ぐかが必ず論点になります。返済の条件や保証の有無を整理しておくことが、条件の話をする前提になります。