技術者派遣のアルトナーは2025年12月8日、宇都宮市で輸送用機器の設計と研究・開発のサポートを営む株式会社情報技研の株式を個人株主から取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社アルトナー(2163・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社情報技研(輸送用機器設計、研究・開発サポート事業) |
| 所在地 | 栃木県宇都宮市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主から株式200株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「守秘義務履行のため開示を控える」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2025年12月8日/実行 2025年12月26日(予定) |
開示資料によれば、情報技研は1985年6月設立、資本金10,000千円で、直近3期の売上高は837,421千円、867,497千円、975,078千円、営業利益は55,083千円、59,753千円、93,981千円です。取得株式数は200株で、取得価額は守秘義務のため非開示、実行は2025年12月26日の予定です(出典:株式会社アルトナー 2025年12月8日公表資料)。
アルトナーは、中期経営計画でM&Aや提携による総合技術サービス会社への進化を掲げ、対象会社が航空機部品メーカー出身の技術者を中心に設立され、自動車や航空宇宙などの分野で設計を担ってきたことを取得の理由に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
技術者を抱える地方の設計会社が、技術者派遣の上場企業に迎え入れられた例です。設計の会社の価値は技術者そのものにあり、買い手はその集団を評価しています。
売上と利益が伸びている局面での承継です。技術者の会社では、個々の技術者が承継後も残ることが前提になるため、処遇と体制の引き継ぎが交渉の中心になります。