スカラは2026年9月1日、株式会社テラの株式取得(子会社化)が完了し、同日付でテラが連結子会社となったと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社スカラ(4845・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社テラの株主(開示資料に氏名・名称の記載はない) |
| 譲渡対象 | 株式会社テラ(1989年6月19日設立、資本金49百万円)(通信キャリアショップ向けPOSシステム・マネジメントツール・BIツールの企画、開発、運用、その他店舗運営支援システムの企画・開発・保守) |
| 所在地 | 神奈川県鎌倉市 |
| 手法 | 会社分割を経た株式取得(子会社化)。あわせて譲渡価額が変動するオプション契約を別途締結しており、中長期的に完全子会社化を目指すと記載 |
| 対価 | (本開示に取得価額の記載はない。譲渡価額が変動するオプション契約を別途締結) |
| 日程 | 2026年7月23日 取締役会決議・契約締結/2026年8月14日 会社分割効力発生/2026年9月1日 株式譲渡実行(テラが連結子会社となる) |
開示資料によれば、テラは1989年6月19日設立、資本金49百万円で、通信キャリアショップ向けPOSシステム「TelephoneMaster」、同ショップ向けマネジメントツール「M-navi」、携帯ショップ向けBIツール「ステラマップ」の企画、開発、運用のほか、店舗運営支援システムの企画・開発・保守を行っています(出典:株式会社スカラ 2026年9月1日公表資料)
日程は、2026年7月23日に取締役会決議および契約締結、2026年8月14日に会社分割の効力発生、2026年9月1日に株式譲渡実行です。
開示資料には、譲渡価額が変動するオプション契約を別途締結しており、中長期的に完全子会社化を目指すと記載されています。取得の背景および目的、想定される相乗効果については2026年7月23日付の開示に記載されています。
出典: 株式会社スカラ(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「(開示事項の経過)株式会社テラの株式取得(子会社化)完了に関するお知らせ」(2026年09月01日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
会社分割を先に行い、そのあとで株を動かしています。渡す範囲を先に切り分けてから、その会社の株を譲る順番です。
今回の取得では全部を取っていません。かわりに、残りを後から取得するためのオプション契約を結んでいます。しかも、そのときの価額は変動する設計です。
買い手から見れば、最初に全額を払わずに済みます。売り手から見れば、残した持ち分の値段がこれからの数字で決まります。どちらにも理由がある形です。
中小企業の譲渡でも使えます。一度に全部を渡すのが不安なとき、まず過半を渡して、数年後に残りを決めた条件で渡す。ただし「決めた条件」をどこまで具体的に書けるかが分かれ目です。
「そのときの時価で」としか書いていないと、数年後に算定で揉めます。何を基準に、誰が計算するのかまで契約に書いておくことです。