エクストリームは2026年9月10日、IT・アルファー(大阪市中央区)のSES事業を譲り受けると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社エクストリーム(6033・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社IT・アルファー(大阪市中央区。2006年4月3日設立、資本金10,000千円。情報システムの設計及び開発、保守サービス) |
| 譲渡対象 | 株式会社IT・アルファーのSES事業(システムエンジニアリングサービス(SES)) |
| 所在地 | 大阪府大阪市 |
| 手法 | 事業譲受 |
| 対価 | 譲受価格は相手方との協議により非開示。第三者機関の評価算定報告を入手して検討するとともに、将来の収益に対する見積り等を考慮し、相手先と協議して決定。決済方法は現金決済を予定。譲受事業の経営成績、資産・負債の項目及び金額も非開示 |
| 日程 | 2026年9月10日 取締役会決議/2026年9月11日 契約締結(予定)/2026年10月1日 事業譲受実行(予定) |
開示資料によれば、同社は営業拠点の拡張を進め、新たな取引先の獲得やIT技術者の採用推進を図り事業規模を拡大させることを成長戦略の一つとしてきました。IT業界におけるエンジニア不足が深刻化するなか、IT技術の高度化と地方分散型の開発ニーズの拡大に伴い、東京以外の地方拠点における技術者集団の重要性が一層高まることを予想しており、2025年1月には新たに大阪に拠点を開設しています。
IT・アルファーは大阪市においてSES事業を20年間にわたり展開し、地域に根差した顧客基盤を有しているとされ、同社の有する地域における信頼、ネットワーク、顧客基盤を獲得することが関西地域における事業の拡大に資すると判断したとしています。
譲受価格は相手方との協議により非開示です。適正に作成された第三者機関の評価算定報告を入手して検討するとともに、将来の収益に対する見積り等を考慮し、相手先と協議して決定したものとされています。決済方法は現金決済を予定しており、譲受事業の経営成績、資産・負債の項目及び金額も非開示です(出典:株式会社エクストリーム 2026年9月10日公表資料)
出典: 株式会社エクストリーム(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「事業の譲受に関するお知らせ」(2026年09月10日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買ったのは会社ではなく、事業です。相手の会社は残り、SES事業だけが移ります。
技術者を抱える事業では、移るのは人です。だから一人ずつ同意が要ります。株式譲渡なら会社ごと動くので、この手間はありません。
買い手は前年に大阪拠点を開いています。拠点を作ってから、その地域の事業を買う順番です。ゼロから人を集めるより早い、という判断です。
中小企業の譲渡でも、会社を丸ごと渡すか、事業だけを渡すかは選べます。残したい資産や契約があるなら、事業だけを切り出す形が使えます。
価額は非開示ですが、第三者機関の評価算定報告を取ったと書かれています。事業の値段も、会社の値段と同じように第三者に算定させられます。