LINEヤフーは2026年9月16日、ベインキャピタルとともに、BCPE Blitz Cayman, L.P.によるカカクコムに対する公開買付けの開始予定に係る一部変更を公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | BCPE Blitz Cayman, L.P.(ベインキャピタルにより組成されたリミテッド・パートナーシップ。LINEヤフーが間接的に共同出資を予定) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社カカクコムの株主(公開買付けに応募する側) |
| 譲渡対象 | 株式会社カカクコムの普通株式(情報サービス) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 公開買付けの開始予定に係る一部変更。KDDIと不応募契約を締結できた場合には価格をさらに引き上げる条件付き。対象者の賛同意見および応募推奨の取締役会決議が得られた時点で速やかに開始する予定 |
| 対価 | 買付け等の価格を3,597円に引き上げ。ただしKDDI株式会社との間で不応募契約を締結できた場合には3,720円。対抗する公開買付け(Kamgras 1株式会社)の価格は2026年8月27日付で3,570円から3,571円へ、2026年9月10日付で3,571円から3,680円へ引き上げられたと認識 |
| 日程 | 2026年7月29日 開始予定および共同出資予定を公表/2026年8月21日 経過を公表/2026年9月16日 一部変更を公表。本日時点で必要なクリアランスの取得は全て完了 |
開示資料によれば、対抗する公開買付けの価格は2026年8月27日付で3,570円から3,571円に、2026年9月10日付で3,571円から3,680円に、それぞれ引き上げられたものと認識しているとされています。これを受け、公開買付者は買付け等の価格を3,597円に引き上げることとしました。ただし、KDDI株式会社との間で不応募契約を締結できた場合には3,720円となります(出典:LINEヤフー株式会社 2026年9月16日公表資料)
本開示日時点において、公開買付けの実施のために必要なクリアランスの取得は全て完了しているとされています。
公開買付者は、カカクコムが公開買付けに対する賛同意見を表明し、株主に対して応募を推奨する旨の取締役会決議が得られた時点で、公開買付けを速やかに開始する予定です。
中小企業の経営者は、どう読むか
価格が二段構えになっています。いまは三千五百九十七円で、特定の株主と契約が結べれば三千七百二十円。条件付きの価格です。
なぜ条件を付けるかというと、その株主が応募しないなら、買い手が集めなければならない数が減るからです。確実に取れる分が増えれば、その分だけ高く出せます。
相手方の価格は三千六百八十円で、いまの提示より高い。それでも条件が満たされれば逆転します。株主から見ると、どちらが有利かは確定していません。
中小企業の譲渡でも、条件付きの価格は出てきます。「主要な取引先との契約が継続できれば上乗せする」といった形です。
条件付きの提示を比べるときは、条件が満たされる見込みまで見ます。満たされなければ、提示された上限の金額は受け取れません。