オンデマンドプリントのプラットフォームを運営するイメージ・マジックは2026年9月18日、福井県でシルクスクリーン印刷業を営む株式会社長谷川美芸を、株式取得と簡易株式交換の組み合わせにより完全子会社化することを決定したと公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社イメージ・マジック(7793・東証グロース)
譲渡対象株式会社長谷川美芸(シルクスクリーン印刷業)
所在地福井県吉田郡永平寺町
手法株式取得と簡易株式交換の組み合わせによる完全子会社化
対価非開示(開示資料に「相手先との取り決めにより非開示」と記載。第三者算定機関の算定を踏まえ決定)
日程株式譲渡契約締結日 2026年9月18日/株式取得日 2026年10月1日(予定)/株式交換契約締結日 2026年10月2日(予定)/株式交換承認の臨時株主総会 2026年10月2日(予定)/株式交換の効力発生日 2026年10月26日(予定)

開示資料によれば、長谷川美芸は2013年設立、資本金3,000万円、従業員97名(2026年3月31日現在)で、直近3期の売上高は583百万円、895百万円、1,027百万円、営業利益は95百万円、102百万円、92百万円です。取得価額は相手先との取り決めにより非開示で、第三者算定機関の算定を踏まえて決定したとしています(出典:株式会社イメージ・マジック 2026年9月18日公表資料)。

イメージ・マジックは、独自の受注管理システムと全国の製造ネットワークを組み合わせた「ものづくりのDX化」を進めており、製造の基盤を持つ会社を迎え入れることを理由に挙げています。

出典: 株式会社イメージ・マジック(TDnet適時開示)「株式取得及び簡易株式交換による株式会社長谷川美芸の完全子会社化に関するお知らせ」(2026年09月18日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

現金での株式取得と、買い手の株式を対価とする株式交換を組み合わせた例です。売り手が対価の一部を買い手の株式で受け取る形は、譲渡後も買い手の成長に関わり続けたい場合に選ばれることがあります。

受注をデジタルで集める会社と、地方に製造の現場を持つ会社の組み合わせです。製造業の承継では、自社の製造能力を活かせる販路を持つ買い手が候補になることが読み取れます。

従業員数や業績の推移が複数期分開示されています。伸びている会社の承継は、買い手にとって「成長を続ける基盤の獲得」として説明されています。

この業種のM&A・事業承継のページを見る

本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。