GMOインターネットグループは2026年9月24日、タイにおけるデジタルアセット事業を営む孫会社の株式を譲渡すると公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)BTGT Management (Thailand) Ltd.(または株式譲渡の完了時に同社が指定する法人。タイ・バンコク。Investment holding)
譲渡(売り手)GMOインターネット(4784。GMOインターネットグループの連結子会社)
譲渡対象GMO-Z.com Cryptonomics (Thailand) Co., Ltd.(タイ孫会社)(デジタルアセット事業)
所在地タイ
手法株式譲渡(孫会社の異動)。タイにおけるデジタルアセット事業からの撤退
対価譲渡価額は譲渡先の意向により非開示。市場価格を反映した適正な価額での譲渡と記載
日程2026年9月24日 取締役会決議・株式譲渡契約締結(予定)/2026年10月31日 株式譲渡実行(予定)

開示資料によれば、同社は2025年3月にタイ孫会社およびタイ持株会社を含めた11社の株式を、連結子会社であるGMOインターネット(4784)へ譲渡していました。その後2025年4月より、GMOインターネットにおいて連結企業集団における事業ポートフォリオの再整理の一環として事業の位置づけや役割を見直し、将来見通しに関して改めて検討が行われてきたとされています(出典:GMOインターネットグループ株式会社 2026年9月24日公表資料)

その結果、タイ孫会社についてタイにおけるデジタルアセット市場の環境を勘案し、事業を撤退することを決定したとしています。

譲渡先はBTGT Management (Thailand) Ltd.(または株式譲渡の完了時に同社が指定する法人)で、タイ・バンコクに所在し、事業内容はInvestment holdingです。譲渡価額は譲渡先の意向により非開示ですが、市場価格を反映した適正な価額での譲渡となっているとされています(出典:GMOインターネットグループ株式会社 2026年9月24日公表資料)

日程は、取締役会決議日が2026年9月24日、株式譲渡契約締結日が2026年9月24日の予定、株式譲渡実行日が2026年10月31日の予定です。

出典: GMOインターネットグループ株式会社(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「当社孫会社(タイにおけるデジタルアセット事業)の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」(2026年09月24日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

一年半前にグループ内で動かした会社を、今度は外に出しています。グループ内の整理と、外への譲渡は別の段階です。

撤退の理由は市場環境です。事業そのものが悪いというより、その市場で続ける意味を見直した形です。

譲渡先は「または同社が指定する法人」と書かれています。買い手がどの器で受けるかを後から決める余地を残しています。

中小企業の譲渡でも、買い手が「どの会社で買うか」を後で言ってくることがあります。契約の相手方が誰になるのかは確かめておきます。

代金を払う力と、約束を守る立場は、器によって変わります。親会社が保証するのかどうかも含めて聞いておきます。

この業種のM&A・事業承継のページを見る

本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。