ダントーホールディングスは2026年9月25日、連結子会社による会社分割(新設分割)および子会社設立について公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)新設する株式会社淡陶社(承継会社。普通株式100株を発行し全株式を分割会社に割当交付)
譲渡(売り手)(連結子会社の新設分割のため、社外の売り手は存在しない。分割会社は株式会社淡陶社=分割期日にダントー株式会社へ商号変更予定)
譲渡対象タイル事業の製造機能(新設会社が承継)(タイルの製造)
所在地日本
手法新設分割。連結子会社である株式会社淡陶社(分割期日にダントー株式会社へ商号変更予定)を分割会社とし、新設する株式会社淡陶社を承継会社とする。販売機能と製造機能を明確に分ける新たな事業体制へ移行
対価新設する株式会社淡陶社は普通株式100株を発行し、全株式を分割会社に割当交付
日程2026年9月25日 新設分割計画書承認取締役会/2026年11月13日 新設分割計画書承認株主総会(分割会社・予定)/2027年1月1日 分割期日(予定)

開示資料によれば、グループのタイル事業については徹底したコスト削減及び製造原価の低減、販売体制の強化及び指定力の向上、高付加価値商品の拡販による利益率改善に努めているものの厳しい状況が続いているとされています。ウクライナ・中東情勢における原材料・燃料価格の高騰等による製造原価の圧迫に加え、建設業界における建築コストの上昇に伴う事業計画の見直しや、タイル施工範囲の縮小や他素材への変更等、タイルを取り巻く事業環境は一層厳しさを増していると記載されています。

このような状況を踏まえ、2027年よりタイル事業の体制を見直し、販売機能と製造機能を明確に分けた新たな事業体制へ移行します。営業と製造のそれぞれの役割と責任を明確にし、各機能の専門性を高めることを目的としているとされています。

分割方式は、連結子会社である株式会社淡陶社(分割期日にダントー株式会社へ商号変更予定)を分割会社とし、新設する株式会社淡陶社を承継会社とする新設分割です。新設する会社は普通株式100株を発行し、全株式を分割会社に割当交付します(出典:株式会社ダントーホールディングス 2026年9月25日公表資料)

日程は、新設分割計画書承認取締役会が2026年9月25日、新設分割計画書承認株主総会(分割会社)が2026年11月13日の予定、分割期日が2027年1月1日の予定です(出典:株式会社ダントーホールディングス 2026年9月25日公表資料)

出典: 株式会社ダントーホールディングス(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「連結子会社による会社分割(新設分割)及び子会社設立に関するお知らせ」(2026年09月25日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

売る機能と作る機能を、別の会社に分けています。同じ事業の中で、役割ごとに会社を立てる形です。

目的は「それぞれの役割と責任を明確にする」こと。分けると、どちらで損益が出ているかが見えるようになります。

中小企業でも、採算が見えないまま続けている部門があることがあります。分けて数字を取ると、どこで稼いでいるかが分かります。

譲渡を考えるときも同じです。買い手は部門ごとの数字を見たがります。分かれていないと、良いところも悪いところも混ざって見えます。

分けるには手間がかかります。ただ、分けた結果として「この部門だけ譲る」という選択肢も生まれます。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。