マイクロアドは2026年9月29日、特定子会社であるMICROAD SINGAPORE PTE. LTD. の解散及び清算について公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)(売買ではなく解散・清算のため、譲受先はありません)
譲渡(売り手)(売買ではなく解散・清算のため、譲渡の相手方はいません。株式会社マイクロアドが発行済株式の100%を保有)
譲渡対象MICROAD SINGAPORE PTE. LTD.(インターネット広告事業)
所在地シンガポール
手法解散及び清算(売買ではなく、子会社を畳む)
対価売買ではないため対価はありません
日程清算の日程は、必要な手続が完了次第 清算結了となる予定だが、具体的な日程は現時点において未定

開示資料によれば、対象会社は2012年8月16日設立、資本金USD 3,700,517で、インターネット広告事業を営み、開示会社が発行済株式の100%を保有しています。直近3期の売上高は2023年9月期・2024年9月期・2025年9月期のいずれも0千USD、営業利益は同順に△29千USD、△32千USD、△81千USD、純資産は463千USD、421千USD、324千USDです(出典:株式会社マイクロアド 2026年9月29日公表資料)。

清算の日程については、必要な手続が完了次第 清算結了となる予定ですが、具体的な日程は現時点において未定と記載されています。

本件に伴う影響額は精査中であり、監査法人等とも協議を進めていること、影響数値の精査が完了し連結業績予想に修正の必要が生じた場合、または公表すべき事項が発生した場合には速やかに開示することが記載されています(出典:株式会社マイクロアド 2026年9月29日公表資料)。

出典: 株式会社マイクロアド(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「特定子会社の異動(解散及び清算)に関するお知らせ」(2026年09月29日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

誰かに譲ったのではなく、畳んでいます。会社を手放す方法は売ることだけではありません。買い手が付かない、あるいは探すより畳むほうが早い場合には、こちらが選ばれます。

対象会社は売上が立っておらず、費用だけが出ている状態が続いていました。この状態では、買い手にとって買う理由がありません。値段が付くのは、これから稼げる見込みがあるときです。

だから、譲るつもりがあるなら、事業が動いているうちに動くことになります。止まってからでは、売るという選択肢そのものが消えます。

畳むにも手続きと費用と時間がかかります。この開示でも、清算がいつ終わるかは未定と書かれています。売る場合と畳む場合で、手元に残る金額と、かかる期間を比べて決めることになります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。