応用地質は2023年12月13日、三洋テクノマリン株式会社の株式を取得して子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 応用地質株式会社(9755・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 三洋テクノマリン株式会社の株主 |
| 譲渡対象 | 三洋テクノマリン株式会社(環境総合コンサルタント(測量、地質調査、環境調査、環境コンサルタント、建設コンサルタント、水産コンサルタント)) |
| 所在地 | 東京都中央区日本橋堀留町 |
| 手法 | 株式譲渡(保有していた議決権9.55%に加えて追加取得し、議決権所有割合66.70%以上として子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料は、相手先との間で守秘義務契約を締結していることから開示を差し控えるとしたうえで、公平性・客観性を確保するため独立した第三者機関によるデューデリジェンスおよび株式価値算定〈算定方法はDCF法〉に基づき、相手先との合意により決定したと記載) |
| 日程 | 2023年12月13日 取締役会決議日/2023年12月25日(予定) 契約締結日/2024年2月14日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は477,250株(議決権の数477,250個、議決権所有割合9.55%)、取得株式数は2,857,750株以上で、異動後は3,335,000株以上(議決権所有割合66.70%以上)となります(出典:応用地質株式会社 2023年12月13日公表資料)
取得価額は非開示です。開示資料は、相手先との間で守秘義務契約を締結していることから開示を差し控えるとしたうえで、公平性・客観性を確保するため独立した第三者機関によるデューデリジェンスおよび株式価値算定(算定方法はDCF法)に基づき、相手先との合意により決定したと記載しています。
対象会社は1959年7月10日設立、所在地は東京都中央区日本橋堀留町、資本金は250百万円です。大株主および持株比率は法人1社が51.00%、買い手が9.55%、別の法人が3.75%、その他個人が35.70%と記載されています(出典:応用地質株式会社 2023年12月13日公表資料)
開示資料は、対象会社が買い手の普通株式11,000株(0.04%)を保有していることを記載しています。また、対象会社が民間初の水路測量専門会社として設立され、以降、海域の測量調査や海洋調査を手掛けてきたことを記載しています(出典:応用地質株式会社 2023年12月13日公表資料)
日程は、取締役会決議日が2023年12月13日、契約締結日が2023年12月25日(予定)、株式譲渡実行日が2024年2月14日(予定)です。
出典: 応用地質株式会社「三洋テクノマリン株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年12月13日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
取得する株数が「以上」と書かれています。何株集まるかが、公表の時点で確定していないということです。
株主に個人が三割強いる会社です。一人ずつ意向を確かめるので、集まる数が最後まで動きます。
中小企業でも、株式が親族や元役員に分散していると同じことが起きます。全部を渡す約束をするなら、先に誰がどれだけ持っているかを整えておきます。
もともと一割弱を持っていた相手を、過半数まで買い増す形です。付き合いのある相手から話が始まっています。
対象会社も買い手の株式を少し持っています。互いに持ち合う関係は、中小企業でも取引先との間で見られます。
決議から引き渡しまで二か月あります。契約の締結すら決議より後に置かれています。