fonfunは2023年12月20日、株式会社クロノスのSMS送信事業を譲り受けることを公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社fonfun(2323・)
譲渡(売り手)株式会社クロノス
譲渡対象株式会社クロノスのSMS送信事業(ネットワーク・データセンター・サーバー・SMSのトータルソリューション(譲渡元の事業内容))
所在地東京都港区西新橋
手法事業譲受(SMS送信事業の譲受。現金による決済)
対価譲受価格25百万円。開示資料は、第三者機関に事業価値算定を依頼したところ類似会社比較法により21.4百万円〜39.1百万円と算定されたと記載
日程2023年12月20日 取締役会決議日/2023年12月28日(予定) 契約締結日/2024年1月1日(予定) 事業譲受期日

譲受価格は25百万円で、決済方法は現金による決済です。開示資料は、譲受価額を決定するにあたり第三者機関に事業価値算定を依頼したところ、類似会社比較法により21.4百万円〜39.1百万円と算定されたと記載しています(出典:株式会社fonfun 2023年12月20日公表資料)

開示資料は、譲渡対象事業の直近2022年12月期における売上高が58百万円、営業利益が11百万円であり、直前三期の売上高、営業利益も同水準で推移していること、2023年12月期において同様の顧客数ならびに送信数が継続していることを確認したと記載しています(出典:株式会社fonfun 2023年12月20日公表資料)

譲受価額である25百万円が正のれんとして発生する見込みであるとし、本事業譲受は「企業結合に関する会計基準」上の「取得」に該当すると記載されています(出典:株式会社fonfun 2023年12月20日公表資料)

開示資料は、譲渡元の事業に関係する役員・従業員等を受け入れる予定はないことを記載しています。

譲渡元は2011年9月1日設立、所在地は東京都港区西新橋、資本金は50百万円、直近事業年度の純資産は137百万円、総資産は603百万円で、大株主および持株比率は個人1名が100%と記載されています(出典:株式会社fonfun 2023年12月20日公表資料)

出典: 株式会社fonfun「SMS送信事業の譲受に関するお知らせ」(2023年12月20日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

第三者が算定した幅と、実際に決まった値段の両方が書かれています。算定の下のほうで決まった形です。

評価はひとつの数字ではなく幅で出てきます。その幅のどこに落ちるかが交渉の結果です。

中小企業の譲渡でも同じです。算定書の数字がそのまま値段になるわけではありません。

値決めの根拠として、対象事業の売上と営業利益が三期にわたって同じ水準だったことが挙げられています。安定して回っていることが、材料になっています。

人は引き継がないと明記されています。事業だけを受け取り、運営は買い手の体制でやる形です。

売り主の側から見れば、従業員の行き先は自分で考えることになります。誰が残り、誰が移るのかは、交渉の中で決める事柄です。

払った金額がそのまま、のれんとして決算に乗ると書かれています。買った側は、これを後から費用として落としていきます。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。