ALiNKインターネットは2024年4月12日、株式会社エンバウンドの株式を取得して連結子会社化し、新たな事業を開始すると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ALiNKインターネット(7077・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (開示資料に個人株主として記載。当サイトの方針により氏名は再掲しない) |
| 譲渡対象 | 株式会社エンバウンド(キャラクターコンテンツのプロデュース) |
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 手法 | 株式取得(連結子会社化)。開示資料は、本件株式取得に伴い新たな事業を開始すると記載している |
| 対価 | 取得価額 250,000千円 |
| 日程 | 2024年4月12日 取締役会決議・契約締結/2024年5月10日 株式譲渡実行日(予定)・事業開始日(予定) |
取得株式数は250株、取得価額は250,000千円です。取得前の所有株式数は0株(議決権所有割合0%)、取得後は議決権所有割合100%となります。開示資料は、必要な資金については自己資金で実行することを予定していると記載しています(出典:株式会社ALiNKインターネット 2024年4月12日公表資料)
対象会社は所在地が東京都渋谷区富ヶ谷一丁目35番20-706、事業内容がキャラクターコンテンツのプロデュース、資本金が30,000千円、設立が2016年9月20日です。経営成績は、売上高が81,749千円、103,482千円、141,057千円、営業利益が▲268千円、11,618千円、6,122千円、純資産が▲875千円、10,593千円、47,355千円と記載されています。
開示資料は目的について、買い手が天気予報専門メディア「tenki.jp」を運営しており、AIやビッグデータ等の技術革新を背景に気象情報と現実社会を結びつけた新たな価値を提供する「天気3.0」へ向けて事業拡大を図っていること、天候や気温などによって影響を受けるライフスタイル領域において気象情報と連携する新たな事業展開を模索していることを記載しています。
対象会社については、2016年9月に設立され、地域活性化プロジェクトとして「温泉むすめ」のコンテンツプロデュースを行っており、「温泉むすめ」は日本の温泉地のうち129人のキャラクターが存在する(2024年4月12日現在、うち台湾の温泉地のキャラクター1人)と記載されています。
開示資料は、本件株式取得に伴い買い手が2025年2月期第1四半期より連結決算に移行する予定であること、本件株式取得に伴いのれんが発生することを記載しています。日程は、2024年4月12日が取締役会決議および契約締結日、2024年5月10日が株式譲渡実行日および事業開始日(いずれも予定)です。
出典: 株式会社ALiNKインターネット「株式会社エンバウンドの株式取得(連結子会社化)及び新たな事業の開始に関するお知らせ」(2024年04月12日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
純資産が三期で、マイナスから四千七百万円まで回復した会社です。
その会社の全株式に、二億五千万円が付いています。純資産の五倍を超えます。
差はのれんです。開示資料も、のれんが発生すると書いています。
キャラクターの権利と、温泉地との関係に値段が付いた形です。帳簿には出ません。
中小企業でも同じです。看板や得意先との関係は、決算書に載っていません。
そこを説明できるかどうかで、提示される金額は変わります。
資金は自己資金だと書いてあります。借入ではありません。
この買い手は、この一件で連結決算に移行します。初めての子会社です。