TBSホールディングスは2024年4月25日、海外連結子会社である TOKYO BROADCASTING SYSTEM INTERNATIONAL,INC. の増資を引き受けること、および当該子会社が Bellon Entertainment Inc. の全株式を取得することを決議したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社TBSホールディングス(9401・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (開示資料に個人株主として記載。当サイトの方針により氏名は再掲しない。対象会社の株式を100%保有) |
| 譲渡対象 | Bellon Entertainment Inc.(番組やフォーマットなどのコンテンツの販売代理店) |
| 所在地 | アメリカ合衆国ニューヨーク州 |
| 手法 | 海外連結子会社の増資引受けと、当該子会社による株式取得。買い手が海外連結子会社である TOKYO BROADCASTING SYSTEM INTERNATIONAL,INC. の増資を引き受け、当該子会社が対象会社の全株式を取得する |
| 対価 | 子会社への増資の払込金額は10.5百万ドル。株式の取得価額は増資額をそのまま充当すると記載されている |
| 日程 | 2024年4月25日 取締役会決議日/2024年4月30日 契約締結日(予定)/2024年5月31日 株式譲渡実行日(予定)・増資の払込期日(予定) |
子会社への増資の払込金額は10.5百万ドル、払込期日は2024年5月31日(予定)、増資後の資本金の額は13.78百万ドル、増資後の出資比率は買い手が100%です。対象会社の取得株式数は50株(議決権の数50個、議決権所有割合100%)で、取得価額は増資額をそのまま充当すると記載されています(出典:株式会社TBSホールディングス 2024年4月25日公表資料)
対象会社は所在地が36 Main Street Second Floor Port Washington, New York、事業内容が番組やフォーマットなどのコンテンツの販売代理店、設立が1985年です。経営成績は、売上高が4,071千ドル、5,490千ドル、4,153千ドル、営業利益または営業損失が2,810千ドル、3,820千ドル、2,673千ドル、純資産が4,693千ドル、5,092千ドル、1,338千ドルと記載されています。
株式を取得する子会社は所在地が733 Third Avenue, Suite 1700-14, New York, NY 10017 USA、事業内容が報道、スポーツ、エンターテイメント及びイベント、番組販売事業等、設立が1989年4月3日です。
開示資料は目的について、買い手がVISION2030にて掲げるEDGE戦略におけるG(=Global)の強化に向けて、海外におけるコンテンツ開発とビジネス展開の強化を目的として当該子会社の増資を引き受け、当該子会社が買い手と長年のビジネスパートナーであり、アメリカのコンテンツ販売代理店である対象会社の全株式を取得することとしたと記載しています。
出典: 株式会社TBSホールディングス「海外連結子会社によるBellon Entertainment Inc.の株式取得に関するお知らせ」(2024年04月25日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
親会社が子会社に金を入れ、その子会社が買う形です。二段になっています。
海外の会社を買うときは、現地の子会社を使うことがよくあります。
増資額がそのまま取得価額に充てられると書いてあります。
長年の取引相手を買う例です。販売を任せていた相手を、自社の中に入れています。
中小企業でも同じことが起きます。代理店や外注先が、いずれ買われる側になる。
売る側から見れば、取引を続けてきた相手が最も自然な買い手です。
ただし関係が近いほど、値段の話は切り出しにくくなります。
第三者を間に入れる理由の一つがここにあります。