ヒビノは2024年5月13日、CHホールディングス株式会社の株式を取得して子会社化し、映像制作サービス事業を開始すると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ヒビノ株式会社(2469・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (開示資料に個人株主として記載。当サイトの方針により氏名は再掲しない) |
| 譲渡対象 | CHホールディングス株式会社(グループの中核は株式会社エルロイ)(映像制作サービス事業に係る子会社の管理・統括(株式会社エルロイは映像制作サービス)) |
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)および映像制作サービス事業の開始。開示資料は、株式譲渡実行日の前日までに、対象会社の完全子会社となる予定の会社があると記載している |
| 対価 | 取得価額 CHホールディングス株式会社の普通株式 805百万円、アドバイザリー費用等(概算額)59百万円、合計(概算額)864百万円 |
| 日程 | 2024年5月13日 取締役会決議日・契約締結日/2024年5月31日 株式譲渡実行日(予定) |
取得株式数は140株(議決権の数140個)です。取得前の所有株式数は0株(議決権の数0個、所有割合0.0%)、取得後の所有株式数は140株(議決権の数140個、所有割合70.0%)です。取得価額は、対象会社の普通株式が805百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が59百万円、合計(概算額)が864百万円です(出典:ヒビノ株式会社 2024年5月13日公表資料)
対象会社は所在地が東京都渋谷区元代々木町30番13号、事業内容が映像制作サービス事業に係る子会社の管理・統括、資本金が2百万円です。経営成績は、売上高が4百万円、39百万円、68百万円、営業利益が1百万円、7百万円、10百万円、純資産が12百万円、19百万円、27百万円と記載されています。グループの中核である株式会社エルロイは事業内容が映像制作サービス、資本金が60百万円、設立が2014年9月で、経営成績は売上高が803百万円、1,020百万円、979百万円、営業損益が△69百万円、43百万円、9百万円と記載されています(出典:ヒビノ株式会社 2024年5月13日公表資料)
開示資料は目的について、買い手グループが「音と映像で、世界に感動をクリエイトする」をパーパスに掲げ、音響と映像を中心とした製品・商品の販売及びサービスを展開していること、コンサートやイベントにおける「大型映像サービス」を提供しており、大規模コンサートをはじめオリンピック、国際博覧会、国際会議、皇室行事といったイベントをサポートしてきた実績があることを記載しています。
また、2021年7月にコンサート・イベントで培った大型映像技術を土台にインカメラVFX技術を提供するバーチャルプロダクションスタジオを国内他社に先駆けて開設し、2022年1月からは広告制作を手掛ける大手映像プロダクションとの共同プロジェクトを進めていることが記載されています。
出典: ヒビノ株式会社「CHホールディングス株式会社の株式の取得(子会社化)及び映像制作サービス事業の開始に関するお知らせ」(2024年05月13日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
持株会社を買う形です。実際に事業をしているのは、その下の会社です。
だから対象会社の売上は小さく、下の会社の売上が十億円近くあります。
決算書を見るとき、どの会社の数字を見ているかで印象がまるで違います。
中小企業でも、持株会社と事業会社を分けている例があります。
買い手は上を買えばまとめて手に入りますが、下の会社の中身を別に調べます。
売る側から見ると、どの階層を売るかで税金と手取りが変わります。
七割で止めているので、残りは元の株主に残ります。
助言者への費用が六千万円近く、取得価額の七パーセントほど計上されています。