ラストワンマイルは2024年5月22日、簡易株式交換による株式会社SHCの完全子会社化を公表しました。買い手を株式交換完全親会社、対象会社を株式交換完全子会社とする株式交換です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ラストワンマイル(9252・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社SHCの株主(株式交換により買い手の株式が割当交付される) |
| 譲渡対象 | 株式会社SHC(インターネット無料マンション「FReeNeXT」事業、コールセンター事業、各種取次事業、パートナー事業) |
| 所在地 | 日本(中部、関西、中国、九州、北海道を中心に展開) |
| 手法 | 株式交換(簡易株式交換)。買い手を株式交換完全親会社、対象会社を株式交換完全子会社とする |
| 対価 | 株式交換比率は対象会社の普通株式1株に対して買い手の普通株式0.004124株。買い手が交付する株式数は普通株式82,480株(予定)。開示資料は、株式交換比率が算定の根拠となる諸条件に重大な変更が生じた場合、両社協議及び合意の上で変更されることがあると記載している |
| 日程 | 2024年5月22日 取締役会決議日・契約締結日/2024年9月1日 株式交換の効力発生日(予定) |
株式交換比率は、対象会社の普通株式1株に対して買い手の普通株式0.004124株です。買い手が本株式交換により交付する株式数は普通株式82,480株(予定)です。開示資料は、株式交換比率が算定の根拠となる諸条件に重大な変更が生じた場合、両社協議及び合意の上で変更されることがあると記載しています(出典:株式会社ラストワンマイル 2024年5月22日公表資料)
対象会社は資本金が1,000万円(2024年4月末現在)、設立が2014年1月21日です。経営成績は、売上高が1,092、954、803、営業利益が23、38、24、純資産が57、5、32と記載されています。買い手は所在地が東京都豊島区東池袋四丁目21番1号、資本金が387百万円(2024年3月末現在)、設立が2012年6月3日です(出典:株式会社ラストワンマイル 2024年5月22日公表資料)
開示資料は、対象会社が中部、関西、中国、九州、北海道を中心にインターネット無料マンション事業、コールセンター事業、各種取次事業、パートナー事業を運営していることを記載しています。対象会社は買い手グループと同様にインターネット無料マンション事業等から得られるストック型の収益と、コールセンター事業等から得られるフロー型の収益を収益の柱として事業運営しているとされています。
開示資料は、買い手グループが次の一つの柱として確立しようとしているその他事業の一つである集合住宅向け無料インターネットマンション事業の拡大につながると記載しています。
出典: 株式会社ラストワンマイル「簡易株式交換による株式会社SHCの完全子会社化に関するお知らせ」(2024年05月22日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
交換比率が一株に対して〇・〇〇四株です。小さい数字に見えます。
これは一株当たりの価値の差で、会社の価値の差ではありません。
対象会社の一株が大きく、買い手の一株が小さい。それだけのことです。
中小企業でも同じです。一株いくらという数字は、発行株式数で変わります。
株価を比べるのではなく、会社全体の価値を比べることになります。
だから「一株いくらで売れますか」という問いには、株数を聞き返す必要があります。
この買い手は同じ分野の会社を続けて取り込んでいます。
ストック型の収益を増やす、という意図が書かれています。