三井松島ホールディングスは2024年6月7日、株式会社エム・アール・エフの株式を取得して子会社化すると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 三井松島ホールディングス株式会社(1518・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | QSBネクスト株式会社(福岡県福岡市中央区。株式の保有、売買並びにその他の投資事業。対象会社の株式を100%保有) |
| 譲渡対象 | 株式会社エム・アール・エフ(事業者向け不動産担保融資、不動産売買仲介業等) |
| 所在地 | 福岡県福岡市中央区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化) |
| 対価 | 取得価額 株式会社エム・アール・エフの普通株式 12,000百万円、デューデリジェンス費用等(概算額)321百万円、合計(概算額)12,321百万円 |
| 日程 | 2024年6月7日 取締役会決議日・契約締結日/2024年7月1日 実行日(予定) |
取得株式数は100株(議決権の数100個)です。取得前の所有株式数は0株(議決権の数0個、議決権所有割合0%)、取得後の所有株式数は100株(議決権の数100個、議決権所有割合100%)です。取得価額は、対象会社の普通株式が12,000百万円、デューデリジェンス費用等(概算額)が321百万円、合計(概算額)が12,321百万円です(出典:三井松島ホールディングス株式会社 2024年6月7日公表資料)
対象会社は所在地が福岡県福岡市中央区渡辺通五丁目23番8号、事業内容が事業者向け不動産担保融資、不動産売買仲介業等、資本金が75百万円で、大株主はQSBネクスト株式会社が100%です。経営成績は、営業利益が1,505百万円、1,653百万円、1,707百万円、純資産が6,671百万円、7,622百万円、8,590百万円と記載されています。開示資料は、売上高、総資産、大株主及び持株比率については守秘義務の観点から非開示としていると記載しています(出典:三井松島ホールディングス株式会社 2024年6月7日公表資料)
開示資料は目的について、買い手グループが今年度より策定した「経営戦略2024」の目標である当期純利益50億円を継続的に計上できる収益構造をM&Aにより構築する方針を掲げており、本株式取得もその一環として実施するものであると記載しています(出典:三井松島ホールディングス株式会社 2024年6月7日公表資料)
対象会社については、事業者向け不動産担保融資を主業とし中小企業や個人事業主への融資を中心に行うことで地方銀行や信用組合といった競合事業者との差別化を図っていること、専門知識を持ったスタッフが顧客のニーズに合わせた適切なプランを提案すること、出張訪問で融資の相談が可能なためスピード感のある対応を実現していること、総勢115名のスタッフで西日本エリアをカバーするネットワーク拠点の幅広さが特徴として挙げられていることを記載しています。
開示資料は、クロージング日までに対象会社からQSBネクスト株式会社への配当等が予定されていると注記しています。
出典: 三井松島ホールディングス株式会社「株式会社エム・アール・エフの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年06月07日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
百二十億円です。この通し作業で見てきた中でも大きい案件です。
純資産八十六億円に対して、一・四倍ほどの値段が付いています。
融資を本業にする会社なので、資産の中身がそのまま価値になります。
調査費用が三億二千万円。本体の二・七パーセントほど別に計上されています。
金額が大きいほど、調べる範囲も費用も増えます。
中小企業の譲渡では、調査の費用は買い手が持つことが普通です。
売る側も自分の側の助言者を使えば、そのぶんの費用は自分で持ちます。
クロージングまでに配当を出す予定だと注記されています。手取りの設計の一部です。