ファーマライズホールディングスは2024年9月24日、寛一商店グループから一部の事業を譲り受けると公表しました。事業譲受期日は2024年12月1日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ファーマライズホールディングス株式会社(2796・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 寛一商店株式会社およびアサヒ調剤薬局株式会社(寛一商店グループ) |
| 譲渡対象 | 寛一商店グループが運営する調剤薬局事業54店舗(調剤薬局事業) |
| 所在地 | 京都府京都市、北海道函館市ほか |
| 手法 | 事業譲受。譲渡元は2024年7月26日に会社更生法の申立てを申請している |
| 対価 | 譲受価格は3,100百万円。開示資料は、上記金額以外に医薬品等の資産購入があり現在精査中であると記載している。決済方法は金融機関からの借入金による決済 |
| 日程 | 2024年9月24日 取締役会決議/2024年9月24日 事業譲受契約締結/2024年12月1日(予定) 事業譲受期日 |
譲受部門の内容は寛一商店グループが運営する調剤薬局事業54店舗です。譲受部門の最近1年間(2023年6月から2024年5月まで)の業績は、売上高が7,148百万円、営業利益が▲24百万円で、寛一商店グループの合計金額とされています。譲受資産及び負債の項目及び金額は、固定資産が1,034百万円、流動負債が3百万円、固定負債が62百万円です(出典:ファーマライズホールディングス株式会社 2024年9月24日公表資料)
譲受価格は3,100百万円です。開示資料は、上記金額以外に医薬品等の資産購入があり現在精査中であると記載しています。決済方法は金融機関からの借入金による決済です(出典:ファーマライズホールディングス株式会社 2024年9月24日公表資料)
譲渡元は寛一商店株式会社(本店所在地:京都市中京区一之船入町537-20、資本金の額20,000千円、設立昭和24年11月21日、純資産80,384千円)およびアサヒ調剤薬局株式会社(所在地:北海道函館市松陰町24番1号、資本金の額10,000千円、設立昭和56年3月26日、純資産352,960千円)です。
開示資料は、寛一商店グループが調剤薬局事業をチェーン展開していたものの2024年7月26日に会社更生法申立を申請したこと、買い手が当該事業を継承することにより調剤薬局事業において拡大だけではなくドミナント強化等の事業の増強や発展といったシナジー効果が見込まれることを記載しています。
開示資料は、買い手グループが2021年12月24日に「中期経営計画LSG2024」を公表し、調剤事業を核とした事業展開による収益獲得強化を推進していることを記載しています。
出典: ファーマライズホールディングス株式会社「寛一商店グループからの一部の事業譲受に関するお知らせ」(2024年09月24日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売り手は会社更生法を申し立てています。
倒産の手続の中で、事業だけが別の会社へ移る形です。
会社は残っても、事業と従業員は買い手へ移ります。
この場合、買い手は裁判所の手続の中で選ばれます。
普通の譲渡と違い、時間をかけて相手を選べません。
値段も、資産の評価が基準になりやすくなります。
だから、追い込まれる前に動くほうが選べる幅が広がります。
この件も、営業利益は赤字の状態での譲渡でした。
黒字のうちに相談すると、相手と条件の両方を選べます。