建築確認検査などを手がけるERIホールディングスは2024年12月17日、有限会社花田設計事務所の株式を取得し子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ERIホールディングス株式会社(6083・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 有限会社花田設計事務所(プラント設備のBIMモデリング、3D測量) |
| 所在地 | 兵庫県芦屋市 |
| 手法 | 株式取得(子会社化) |
| 対価 | 開示資料に取得価額の記載なし |
| 日程 | 契約締結 2024年12月17日(予定)/株式譲渡 2025年1月中(予定) |
対象会社は1984年12月22日設立、資本金10,000千円で、プラント設備のBIMモデリングと3D測量を行っています(出典:ERIホールディングス株式会社 2024年12月17日公表資料)。開示資料に取得株式数と取得価額の記載はありません。
買い手は、自社グループが取り組む住宅・建築から土木インフラ、プラント、環境関連の事業に至るまで、幅広い分野で展開していきたいと考えているとしています。
契約締結日は2024年12月17日(予定)、株式譲渡日は2025年1月中(予定)です(出典:ERIホールディングス株式会社 2024年12月17日公表資料)。
開示資料は、本件株式取得が今期の連結業績に与える影響は軽微であるとしています。
中小企業の経営者は、どう読むか
対象会社は有限会社です。いまは新しく作れない形の会社で、以前に設立されたものが「特例有限会社」として残っています。株式を発行しているので渡し方は株式会社と似ていますが、決議の要件や登記の扱いに違いがあります。自社が有限会社なら、まずそこを確認するところから始まります。
設立は一九八四年で、四十年続いてきた会社です。事業はプラント設備の三次元モデリングと測量で、いまの技術に合った仕事をしています。長く続いている会社が古い仕事しかしていないとは限りません。
買い手が挙げているのは、自社の事業領域を広げたいということでした。建築の検査から、土木やプラントへ。自社の技術が、隣の分野に出たい会社の役に立つことがあります。
取得価額も株式数も開示されていません。上場企業の開示でも、規模が小さければこの程度の内容になります。他社の事例から自社の条件を推し量るのは難しいということです。
株式譲渡日が「翌年の一月中」とだけ書かれています。日付まで確定していない段階での公表です。契約の段階では、実行日に幅を持たせることもあります。