ITフリーランス支援のギークスは2025年1月23日、株式会社アライヴの株式200株を取得し、議決権所有割合100%とすることを公表しました。相手方は個人株主です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ギークス(7060・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社アライヴ(IT関連サービス) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 株式取得。個人株主から200株(議決権所有割合100%)を取得 |
| 対価 | 普通株式596百万円、アドバイザリー費用(概算額)48百万円、合計644百万円 |
| 日程 | 取締役会決議 2025年1月23日/契約締結 2025年1月23日(予定)/株式譲渡実行 2025年2月14日(予定) |
取得価額は普通株式596百万円、アドバイザリー費用の概算額48百万円で、合計644百万円です(出典:株式会社ギークス 2025年1月23日公表資料)。
対象会社の売上高は809,560千円、796,062千円、697,937千円、営業利益は14,265千円、12,615千円、91千円、当期純利益は12,310千円、11,234千円、△2,709千円です(出典:株式会社ギークス 2025年1月23日公表資料)。直近期は営業利益がほぼ残らず、当期純損失を計上しています。
株式譲渡実行日は2025年2月14日を予定しています(出典:株式会社ギークス 2025年1月23日公表資料)。
開示資料は、2025年3月期連結業績に与える影響は精査中であるとしています。
中小企業の経営者は、どう読むか
対象会社の直近期は、売上が減り、営業利益がほとんど残らず、最終損益は赤字です。それでも六億円近い金額が付いています。直近の決算が悪いことは、譲渡ができない理由にはなりません。
買い手が見ているのは直近の一年ではありません。三期を並べると、売上は八億円前後で、以前は一千万円台の利益を出していました。落ちた原因が説明でき、戻せる見込みがあるなら、そこに値段が付きます。悪い期の理由を説明できるかどうかが効きます。
取得価額とは別に、アドバイザリー費用の概算額が並んで開示されています。株式の代金の一割近い金額です。手元にいくら残るかは、代金からこの種の費用を引いた後の話です。
売り手は個人一名です。株主が一人なら手続は軽く、決議から実行まで三週間ほどで動いています。日程を左右するのは金額の大小ではなく、株主の数と必要な手続の有無です。
赤字の期があっても相手が見つかるかどうかは、事業そのものが必要とされているかで決まります。自社の仕事が誰の役に立っているのかを言えると、決算の数字だけで判断されずに済みます。