The Why How Do Companyは2025年1月28日、メディアインキュベートの事業を譲り受けると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社The Why How Do Company(3823・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社メディアインキュベート(東京都新宿区市谷砂土原町。メディア運営、メディア向け新規事業コンサルティング等)。譲渡の提案は株式会社理論経営から行われ、買い手の代表取締役社長が理論経営の全株式を保有 |
| 譲渡対象 | 株式会社メディアインキュベートの事業(主要メディア「CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち」を含む)(メディア運営) |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 手法 | 事業譲受。買い手の代表取締役社長が提案元である理論経営の全株式を保有し特別利害関係人に該当するため、本件の取締役会審議および決議には参加していない |
| 対価 | 譲受価額は1円。決済方法は現金決済又は振込送金を予定 |
| 日程 | 2025年1月28日 取締役会決議/2025年2月3日 契約締結・事業譲渡実行(予定) |
開示資料によれば、同社は企業再成(再生&再成長)のプラットフォーム企業として長期保有型のM&Aを積極的に行っています。今回、株式会社理論経営よりメディアインキュベートの事業譲渡についての提案があり、検討を進めた結果、同社が運営する主要メディアである「CHALLENGER/産業創造の挑戦者たち」の取得と、代表者が従業員として参画することを決めたとされています。
譲受価額は1円で、決済方法は現金決済又は振込送金を予定しています(出典:株式会社The Why How Do Company 2025年1月28日公表資料)。
同社の代表取締役社長は理論経営の全株式を保有しており、特別利害関係人に該当するため、本件の取締役会審議および決議には参加していないと記載されています。
日程は、取締役会決議が2025年1月28日、契約締結日および事業譲渡実行日が2025年2月3日の予定です。
中小企業の経営者は、どう読むか
譲受価額は一円です。メディアひとつと、その運営者が従業員として入る形です。
一円になるのは、引き受ける負債や将来の費用が事業の価値と見合っているときです。資産だけでなく負債も移ります。
目を引くのは、社長が決議に参加していないことです。提案元の会社の全株を自分が持っているため、特別利害関係人として席を外しています。
中小企業でも、身内が関わる取引では同じことをします。決める場から当事者を外し、記録に残す。
これをしておかないと、あとから「なぜその値段なのか」を説明できません。一円のような極端な金額ほど、手続の記録が効いてきます。