フロンティアホールディングスは2026年9月4日、株式会社クリアの第三者割当増資を引き受けて株式を取得し、連結子会社とすることを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社フロンティアホールディングス(5525・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (第三者割当増資の引受による取得のため、株式を売る側は存在しない。発行するのは株式会社クリア) |
| 譲渡対象 | 株式会社クリア(太陽光発電設備等の販売) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 第三者割当増資の引受による株式の取得(連結子会社化) |
| 対価 | 取得株式数3,000株(議決権3,000個)、取得後の議決権所有割合75.0%。取得価額は株式取得の相手先との守秘義務に基づき非開示。第三者によるデューデリジェンスの結果および株価算定の結果を踏まえ、当事者間で協議・交渉した結果、公正な価額にて決定と記載 |
| 日程 | 2026年9月4日 取締役会決議・契約締結・第三者割当増資に係る株式引受の効力発生(予定) |
開示資料によれば、同社グループは不動産仲介事業を中心にリフォーム事業等の周辺事業を展開しており、クリアは太陽光発電設備等の販売を行って太陽光事業に関する知見および販売ノウハウを有しているとされています。
同グループでは不動産仲介事業で仲介した中古戸建住宅について、リフォーム事業がリフォーム工事を提案・施工するなどグループ内で連携した事業展開を行っており、リフォームの提案の一環として太陽光発電設備の導入を提案する機会も多いとしています。クリアを子会社化することにより、同社が有する太陽光発電設備工事に関する知見および販売ノウハウをグループ内で活用し、リフォーム事業における太陽光発電設備工事の拡充を図るとされています。
取得株式数は3,000株(議決権3,000個)で、取得後の議決権所有割合は75.0%です。取得価額は株式取得の相手先との守秘義務に基づき非開示ですが、第三者によるデューデリジェンスの結果および株価算定の結果を踏まえ、当事者間で協議・交渉した結果、公正な価額にて決定したと記載されています(出典:株式会社フロンティアホールディングス 2026年9月4日公表資料)
中小企業の経営者は、どう読むか
既存の株主から株を買ったのではありません。会社が新しく株を発行し、それを引き受けています。
この形だと、払ったお金は会社に入ります。株主の手元には行きません。会社に資金を入れながら、過半の持ち分を得る形です。
売り手だった人の持ち分は、割合としては下がります。かわりに、会社に資金が入って事業が回りやすくなります。現金を受け取るのではなく、会社を伸ばすほうを選んだ形です。
中小企業でも、この選択肢はあります。株を売って引退するのか、増資を受け入れて一緒に伸ばすのか。どちらを望むかで、相手に求めるものが変わります。
ただし、増資を受けると自分の持ち分は確実に薄まります。何パーセントまで下がるのか、そのあと誰が決定権を持つのか。先に計算しておくことです。