インフォマートは2026年9月15日、K&Cファクトリーの株式を取得して連結子会社とすると公表しました。あわせて業務提携契約を締結しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社インフォマート(2492・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社K&Cファクトリーの個人株主3名(住所は相手先からの承諾が得られなかったため非開示。氏名は開示資料に記載があるが本記事では記載しない) |
| 譲渡対象 | 株式会社K&Cファクトリー(本社:東京都新宿区西早稲田)(飲食業界向けバックオフィス支援) |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 手法 | 株式取得(80.00%取得による子会社化)。あわせて業務提携契約を締結 |
| 対価 | 取得株式数584株(普通株式584株、議決権584個)、取得価額575,824千円。取得後の議決権所有割合80.00% |
| 日程 | 2026年9月15日 取締役会決議・業務提携契約及び株式譲渡契約締結/2026年9月30日 株式取得実行(予定) |
開示資料によれば、同社はデジタルプラットフォームで企業同士をつなぐ「BtoBプラットフォーム」を展開し、創業以来フード事業において飲食店、ホテル、レストランなどと食品卸間の受発注業務をプラットフォーム上でつなぐ受発注サービスを中核に、外食産業向けのサービスを展開してきました。
2026年12月期第2四半期決算で発表した投資・提携方針において、飲食店舗向けサービスの提供価値拡大による顧客単価(ARPU)の向上およびフード事業分野における事業買収による売上高の拡大を成長戦略のひとつとして掲げており、本出資はこの方針に則った投資の一環とされています。
取得株式数は584株(普通株式584株、議決権584個)、取得価額は575,824千円で、取得後の議決権所有割合は80.00%です(出典:株式会社インフォマート 2026年9月15日公表資料)
日程は、取締役会決議日および業務提携契約・株式譲渡契約締結日が2026年9月15日、株式取得実行日が2026年9月30日の予定です。中期的には、飲食業界におけるバックオフィスDXの推進およびデータ・AIを活用した次世代サービス基盤の構築を通じて、グループのサービス価値および収益力の向上を図るとされています。
出典: 株式会社インフォマート(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「連結子会社の異動(株式取得)に関するお知らせ」(2026年09月15日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
取得は八割で、二割は売り手側に残ります。全部ではなく、一部を残す設計です。
残す理由は、経営に関わり続けてもらうためのことが多いです。株を持っていれば、伸ばす動機も残ります。
売り手は個人三名です。三人の合意が揃って初めて八割が動きます。株が分かれている会社では、全員の意思を先に確かめます。
中小企業の譲渡でも、二割を残す形はよくあります。ただし、残した二割をいつ・いくらで買い取ってもらえるのかを決めておきます。
決めていないと、数年後に売る先が無くなります。少数株主の株を買う相手は、その会社の親会社しかいません。