ファンコミュニケーションズは2024年5月24日、株式会社WANDの株式を取得して子会社化すると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ファンコミュニケーションズ(2461・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (開示資料に個人株主および合同会社96&Company(資産管理)の記載がある。当サイトの方針により個人の氏名は再掲しない) |
| 譲渡対象 | 株式会社WAND(インフルエンサーマーケティング事業) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化) |
| 対価 | 取得価額は株式取得の相手先との守秘義務契約により非公表 |
| 日程 | 2024年5月24日 取締役会決議日・契約締結日/2024年5月31日 実行日(予定) |
取得株式数は7,900株(議決権の数7,900個)です。取得前の所有株式数は―株(議決権の数―個、議決権所有割合―%)、取得後の所有株式数は7,900株(議決権の数7,900個、議決権所有割合100%)です。取得価額は株式取得の相手先との守秘義務契約により非公表とされています。
対象会社は所在地が東京都港区、事業内容がインフルエンサーマーケティング事業、資本金が10百万円、設立が2021年10月26日です。経営成績は、売上高が1百万円および61百万円、営業損益が△7百万円および30百万円、純資産が13百万円および35百万円と記載されています(出典:株式会社ファンコミュニケーションズ 2024年5月24日公表資料)
開示資料は、対象会社が「すべての人に、魔法の杖を。」を事業テーマに掲げ、約5,000人のTikTokクリエイターネットワーク、クリエイター向け案件マーケットプレイスアプリ、音楽業界特化型マーケティング支援を中心に成長するインフルエンサーマーケティング企業であることを記載しています。
開示資料は目的について、買い手グループが「プロシューマー・ハピネス」を経営ビジョンに掲げ、生産者と消費者が融合する「新しい人々」が社会でより活躍することを基本方針として事業を推進していることを記載しています。買い手グループのアフィリエイト広告サービスの多くの広告主の広告在庫と対象会社が抱える多くのインフルエンサーとをつなぎ合わせた広告ネットワークを通じて、顧客満足度の向上と安定した広告在庫の提供によりインフルエンサーの活性化を推進するとされています。
出典: 株式会社ファンコミュニケーションズ「株式会社WANDの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年05月24日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
設立から三年に満たない会社です。売上は一期で大きく伸びています。
赤字から黒字に転じた直後に、全株式が動いています。
買い手が見ているのは、約五千人のクリエイターとのつながりです。
この種の会社では、人とのネットワークが資産そのものになります。
ただしネットワークは契約で縛られていないことが多いです。
だから買い手は、譲渡後も人が離れない仕組みを確かめようとします。
株主には個人と、その人の資産管理会社の両方が並んでいます。
両方から買わないと全部になりません。中小企業ではよくある形です。