fonfunは2024年6月19日、合同会社selfreeの持分取得(完全子会社化)および資金の借入を公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社fonfun(2323・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (開示資料に持分保有者の記載がある。当サイトの方針により氏名は再掲しない) |
| 譲渡対象 | 合同会社selfree(企業向けクラウド電話システム「CallConnect」の開発・運営) |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 手法 | 持分取得(完全子会社化)および資金の借入 |
| 対価 | 取得価額 対象会社の持分 447百万円、アドバイザリー費用等 32百万円、合計 479百万円。決済方法は現金による決済 |
| 日程 | 2024年6月19日 取締役会決議日・契約締結日 |
取得する出資持分は100%、異動後の出資比率は100%です。取得価額は、対象会社の持分が447百万円、アドバイザリー費用等が32百万円、合計479百万円です。決済方法は現金による決済とされています(出典:株式会社fonfun 2024年6月19日公表資料)
対象会社は所在地が東京都新宿区新宿4-3-17、事業内容が企業向けクラウド電話システム「CallConnect」の開発・運営、資本金が1,500,000円、設立が2014年7月2日です。経営成績は、売上高が148百万円、143百万円、193百万円、営業利益が32百万円、13百万円、41百万円、純資産が47百万円、62百万円、95百万円と記載されています(出典:株式会社fonfun 2024年6月19日公表資料)
開示資料は目的について、買い手が2023年9月25日に開示した新中期経営計画(対象期間:2023年10月〜2026年3月)において、テックカンパニーとして再成長するための基盤強化および中核となるDX事業の創出に重点を置いていることを記載しています。
対象会社が提供するクラウド電話システムは、企業と顧客のコミュニケーションをより円滑にするSaaS型のソリューションであり、サポート業務やインサイドセールスに最適化されたコールセンター向けソリューションであること、レガシーなビジネスフォンマーケットのリプレース市場としても期待が高まっていることが記載されています。
買い手は、顧客のDX推進において、メール、SMSに加えてクラウド電話領域の事業を獲得することで、コミュニケーション&テレフォニードメインにおいてソリューションをワンストップで提供できるようになるとしています。
出典: 株式会社fonfun「合同会社selfreeの持分取得(完全子会社化)及び資金の借入に関するお知らせ」(2024年06月19日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
株式会社ではなく合同会社です。株ではなく持分を買います。
合同会社の持分は、定款で定めがなければ他の社員全員の承諾が必要です。
株式会社より譲渡の手続が重くなることがあります。
中小企業でも合同会社は増えています。設立が簡単で費用も安いからです。
ただし譲渡を考えるなら、持分の譲渡の定めを定款で確かめることになります。
売上一億九千万円、営業利益四千百万円の会社に四億四千七百万円。
純資産九千五百万円に対しては四倍を超えます。
買い手は資金の借入も同時に決議しています。手元資金だけでは足りない規模です。