AViCは2025年4月14日、株式会社リアレーションを簡易株式交換により完全子会社化すると公表しました。効力発生日は2025年5月26日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社AViC(9554・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(現金対価と株式対価を受領する) |
| 譲渡対象 | 株式会社リアレーション(SNSマーケティング事業等(TikTokをはじめとする縦型動画広告の企画・制作・運用)) |
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 手法 | 簡易株式交換による完全子会社化。買い手の株主総会の承認を必要としない手続により行う。対価は現金対価と株式対価の組み合わせ |
| 対価 | 現金対価は守秘義務契約及び売却者の強い意向により非開示。株式対価は対象会社1株当たり買い手株式0.433株(予定)で、交付する買い手株式数は86,600株(予定)。株式交換比率の算定結果1.0~1.4を基準に算出している |
| 日程 | 2025年4月14日 株式交換契約に係る取締役会決議日(買い手)/2025年4月14日 株式交換契約締結日/2025年5月26日(予定) 効力発生日 |
対価は現金対価と株式対価の組み合わせです。現金対価は守秘義務契約及び売却者の強い意向により非開示とされています。株式対価は対象会社1株当たり買い手株式0.433株(予定)で、交付する買い手株式数は86,600株(予定)です。開示資料は、株式交換比率の算定結果1.0~1.4を基準に算出していることを記載しています(出典:株式会社AViC 2025年4月14日公表資料)
開示資料は、買い手が本株式交換による株式の交付に際し新たに普通株式86,600株を発行する予定であること、会社法第782条第1項又は第794条第1項に規定する書面において割当ての内容として現金対価及び株式対価を記載することを記載しています(出典:株式会社AViC 2025年4月14日公表資料)
買い手は所在地が東京都港区赤坂1-12-32、事業内容がデジタルマーケティング事業、資本金が193百万円、設立が2013年7月1日です。対象会社は所在地が東京都渋谷区恵比寿1-21-8、事業内容がSNSマーケティング事業等、資本金が75百万円、設立が2013年5月10日です(出典:株式会社AViC 2025年4月14日公表資料)
両社の3期分の数値は、売上高が買い手で1,245、1,488、1,934、対象会社で682、679、574、営業利益が買い手で316、318、446、対象会社で26、44、3、純資産が買い手で713、978、1,569、対象会社で87、99、92と記載されています。1株当たり純資産は買い手で124.43円、168.90円、254.56円、対象会社で424.73円、483.68円、455.00円です(出典:株式会社AViC 2025年4月14日公表資料)
開示資料は対象会社について、2013年に設立されTikTokをはじめとする縦型動画広告の企画・制作・運用を強みにSNSマーケティング事業等を営んでおり、TikTok for Business が提供するサービスのサポートプラットフォームに参画していることを記載しています。
出典: 株式会社AViC「簡易株式交換による株式会社リアレーションの完全子会社化に関するお知らせについて」(2025年04月14日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
対価が現金と株式の組み合わせです。
現金の額だけが非開示で、株式の分は開示されています。
売り手が金額を出したくない場合、この形になります。
中小企業の譲渡でも、現金と株を混ぜることはできます。
売り手は一部を現金で受け取り、残りを買い手の株で持ちます。
買い手の株が上がれば、残した分の価値も上がります。
下がれば、受け取った価値も下がります。
確実に手元に欲しい額と、賭けてよい額を分ける考え方です。
どの割合にするかは、値段と同じくらい大きな判断になります。